
ファッションレンタルおよび販売サービスを提供するエアークローゼットは24日、東京証券取引所への新規上場申請を実施し、承認されたことを発表した。市場区分はグロースで証券コードは9557。73万3,000株を公募し、13万6,700株を売り出す。なお、オーバーアロットメントは13万株。主幹事はみずほ証券が務め、上場予定日は7月29日。
価格の仮条件は7月11日に決定し、ブックビルディング期間は7月12日から19日を通して実施される。最終的な公開価格決定日は7月20日。
公募を含む上場時の発行済み株式総数が737万6,000株で、想定価格の870円から算出した企業評価額はおよそ64億円規模。同社公開の有価証券届出書によれば、2021年6月期の通期売上高は28億8,705万円で経常利益は2,935万円となっている。
2014年7月に設立されたエアークローゼットは、ファッション領域をはじめとしたレンタルサービスを提供。設立同月より月額制でスタイリストがコーディネートした洋服が届く「airCloset」を提供。その後、2016年10月には実店舗型のレンタルショップ「airCloset × ABLE」、2020年4月には月額制のレンタルモール「airCloset Mall」を開始した。
主要な株主は、創業者で代表取締役の天沼聰氏が17.8%、Monoful Pte.Ltd. が14.28%、寺田倉庫が10.92%、住友商事(東証:8053)が10.3%、SIG Asia Fund IV, LLLP が10.30%、ジャフコ(東証:8595)が8.75%、取締役副社長の前川祐介氏が4.01%、サムライインキュベートが3.50%、取締役の小谷翔一氏が2.06%、SMBC ベンチャーキャピタルが2.06%、中園化学が2.04%と続く。
<エアークローゼットのこれまでの軌跡>
- その場で洋服をレンタルしてお出かけも可能、エアークローゼットがエイブルと提携して「リアル・ファッションレンタル」開始へ
- 洋服のサイズレコメンド「unisize」とファッションレンタル「airCloset」が業務提携、顧客体験向上を図る
- 会員数7万人のファッションレンタル「airCloset」がジャフコや寺田倉庫等から10億円弱を調達、事業シナジー目指す
- ファッションレンタルサービス「airCloset」がEvery Little Thingとコラボキャンペーンを実施
- 登録会員数65,000人、「airCloset」 が初のオフィシャルモデルを起用したコンセプトムービーを公開
- アクセサリー借り放題「Lovin’Box」が、月額ファッションレンタル「airCloset」のノイエジークに事業譲渡
- リリース後1ヶ月で4万人超が登録、月額制ファッションレンタル「airCloset」が寺田倉庫などから資金調達
- プロのスタイリストが選んだ洋服が月額6,800円で届く「airCloset」が正式リリース
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