従業員の25%は過去1年間に職場で何も学んでいない【VRトレーニングで離職を防げ/Immerse調査(2)】

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Above: Immerse found companies are taking too long to get to VR training.
Image Credit: Immerse

(前回からのつづき)Immerseが様々な分野のナレッジワーカー1,000人と人事担当者1,000人を対象に行った調査によると、現在のトレーニング事情には大きな亀裂があることが判明している。企業はこの「学習の干ばつ」の影響を感じており、人事担当者の半数が組織内で新たなスキルギャップが生じ、企業の運営上のリスクにつながっていると報告している。

Immerseは企業がバーチャルリアリティのトレーニングを作成、拡張、測定できるImmerseプラットフォームを使って人材を育成している。同社は、過去1年間でライセンス収入を300%増加させ、グローバルな顧客基盤にはDHL、ネスレ、BPなどが含まれている。

「仕事の世界は見違えるように変化しており、従業員は雇用主に適応する手助けを求めています。しかし、トレーニングの変化のペースは技術革新のペースに追いついていません。パンデミックの影響で、企業はダメージを最小限に抑える必要に迫られており、リーダーたちは人材に関して長期的な視点を持てずにいるのです」(Symonds氏)。

実際、従業員の25%が過去1年間に職場でのトレーニングで何も新しいことを学んでおらず、7%が過去2年間に何も新しいことを学んでいないという結果が出ている。

「今回の調査では、企業が明らかに不確実な未来に備えるために、トレーニングの見直しが急務であることを浮き彫りにしたと思います。没入型トレーニング技術を導入している企業はスキルギャップを解消し、従業員のエンゲージメント、生産性、定着率を高めることで、パンデミック後の仕事の世界で優位に立つことができるでしょう」(Symonds氏)。(次につづく)

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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