Coral Capital、シード投資先向けに後続ラウンド見据えた包括支援プログラムをローンチ

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Image credit: Coral Capital

Coral Capital は14日、アクセラレータプログラム「Coral Reef」をローンチしたと発表した。インキュベータやアクセラレータは時として混同して使われるが、元来、双方の活動には違いがある。そういった点で、Coral Capital が今回アクセラレータと呼ぶこのプログラムは、本来の意味に近いものになるかもしれない。シードスタートアップ、すなわち、すでにシードラウンドでの資金調達を完了したスタートアップに対して、次なるステップ——シリーズ A ラウンドへ向けた包括的な支援を提供するからだ。

Coral Capital では2016年2月から投資活動を開始しており(2016年2月〜2019年2月は 500 Startups Japan として)、これまでに投資したスタートアップは合計約100社。投資したスタートアップの経営者(起業家)のみならず、その従業員らも交えたコミュニティを形成していて、スタートアップ各社のステイクホルダー全てを含めたステイクホルダーの数は1,300名ほどに上るという。これまでには「Startup Aquarium」という採用イベントを開催し、投資先各社の採用活動も支援している。

これまで VC による投資先スタートアップへの支援といえば、資金的な支援(カネ)や人材採用の支援(ヒト)に関するものが多かったが、Coral Reef で特筆すべきは、メンタルサポートや共感を支援内容の一つとして謳っている点だろう。後続の資金調達がうまくいかない場合、起業家は精神的追い込まれることもしばしばだ。Coral Capital 単独で支援できるケースもあるだろうが、シンジケートファイナンスが中心の VC 出資の場合、いろんな投資家にどんなアプローチをするかも重要な要素となる。

つまるところ、資金調達を進めるということは、どのような資金調達をしたいかを考えることにつきる。Coral Reef では Coral Capital のパートナーやスタッフはもちろん、過去に Coral Capital から出資を受けたアルムナイの起業家などを招き、シード起業家が相談に載ってもらったり、話を聞いてもらったりできる機会を提供する。現時点では未定だが、彼らが仕事・交流できるコワーキングオフィスの開設も検討中とのことだ。

Coral Reef は、Coral Capital の投資先からシードスタートアップ約10社を対象とし、採択から半年間にわたり、「講義・ディスカッション」「 Demo Day」「情報共有・メンタリング」の3部構成で提供される。プログラムの終わりにはデモデイが開催され、後続のラウンドを担える可能性のある、よりレイターステージの VC 担当者が招かれる予定だ。Coral Capital 自身は、Coral Reef の開始により投資方針を変更することはなく、今後も、シード〜シリーズ B ラウンドまでの投資活動を続けるとしている。

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