NPOと寄付者をつなぐ「congrant」運営、1.6億円をプレシリーズA調達——NPOのDB構築へ

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コングラントの皆さん。前列左から2人目が、代表取締役の佐藤正隆氏。
Image credit: Congrant

大阪を拠点に、NPO と寄付決済・支援者をつなぎ管理できるサービス「congrant(コングラント)」を提供するコングラントは7日、プレシリーズ A ラウンドで1.6億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、ジェネシア・ベンチャーズと福留大士氏(チャレンジ創業者)。これはコングラントにとって、2021年9月に実施したシードラウンド(5,000万円を調達)に続くものだ。

コングラントは、代表取締役の佐藤正隆氏が2008年に WEB 制作やシステム開発の事業を主軸に立ち上げたリタワークスが前身だ。2016年に NPO 事業部を立ち上げ、その後、2020年にリアワークスからコングラント事業をスピンオフする形で設立された。NPO が資金を募ることができる congant は現在、1,400以上の団体が利用しているという。

コングラントでは今回の資金調達を受けて、NPO 向けサービスに加え、企業向けの新サービスを拡充するための基礎となる NPO データベースの構築を推進する計画だ。企業にとっては寄付先の NPO を決めにくい課題があり、その結果、大手 NPO にのみ寄付金が偏ってしまう。NPO に対する情報を充実させたデータベースを整備することで、この傾向を緩和させる狙いがある。

via PR TIMES

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