実践型入社試験SaaS「Worksamples」運営、デット含め1億円を調達——HIRAC FUND、ワンキャリアらから

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「Worksamples」
Image credit: HRport

実践型入社試験 SaaS「Worksamples」を運営する HRport は8日、約1億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、HIRAC FUND(マネーフォワードベンチャーパートナーズが運営)とワンキャリア(東証:4377)。これは、ワンキャリアにとって事業提携先第一号投資案件であり、HRport にとって、昨年7月に実施したシードラウンドに続くものだ。同社では調達した資金を使って、既存プロダクトの品質の改善と販促・採用に投資するとしている。

HRport は2018年11月に設立(設立当時の社名は tabeco)。2019年8月には、ある会社でアンマッチだった求職者を他社に推薦・紹介できるプラットフォーム「HRport」で、F Ventures のピッチイベント「TORYUMON TOKYO」の最優秀賞を受賞した。その後、人事部門の工数削減にフォーカスするビジネスへとピボットを図り、昨年春、Worksamples をローンチした。Worksamples は、依頼された会社毎に採用要件を言語化し、事業内容に即して実践型入社試験の内容をフルカスタマイズで作成する。

入社候補者の選考時の入社試験、とりわけ、実践形式に応じた問答からは、候補者の適性を的確に評価できるため、選考プロセスにおける精度が最も高い。しかし、人数が膨大になる選考の最初の段階で入社試験を受けてもらうのは現実的でないため、多くの企業では、例えば、書類選考 → 一〜○次面談 → 実践型入社試験 → 最終選考など、入社試験は選考プロセス全体の後半以降に来ることが多かった。

Worksamples は、依頼された会社毎に採用要件を言語化、事業内容に即して実践型入社試験の内容をフルカスタマイズで作成する。SaaS にしたことで、候補者がいつどこでも、この試験を受けられるようにした。Worksamples では、回答内容について独自アルゴリズムを組み込んだ AI と人が採点する。最も選考精度の高い入社試験を、選考プロセス全体の最初にもってくることで効率化する。

Google では qDroid という社内システムを構築し、ワークサンプルテストを含む予測精度の高いテストを組み入れている。欧米でもここ数年、イスラエル の Canditech、イギリスの TestDome、アメリカの Wovn などが誕生しているが、こうしたワークサンプルテストのみを提供するスタートアップはまだ小規模だ。一方、2019年にオランダで創業した TestGorilla は、ワークサンプルテストを含む複数のテストで履歴書に頼らない採用が評価を受け、6月に7,000万米ドルをシリーズ A 調達した。

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via PR TIMES

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