不動産取引DXのMeSHLIFE、契約書類作成・管理ツール「smooos(スムース)」をβローンチ——QXLVからシード調達も

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「smooos(スムース)」
image credit: MeSHLIFE

横浜に拠点を置く MeSHLIFE は24日、契約書類作成・管理ツール「smooos(スムース)」をβローンチした。不動産売買を主取引とする仲介会社、賃貸管理を専業としないデベロッパー向けに、不動産売買時に必要な各種書類クラウド上で収集できるサービスを提供する。過去の契約書を全てデジタル化することで、特約事項の情報のみを抽出・閲覧できるようになり、契約書作成業務の大幅な削減を実現する。同社は2021年4月、自ら設計事務所を経営し、住宅・店舗のデザイン設計に従事してきた芦沢吉紀氏により創業。

2022年5月に改正された宅地建物取引業法を受け、制度上では不動産取引の全てをオンラインで完結になったものの、多くの事業者は業務フローをすべてオンラインに移行するできていない。その理由として、物件数を増やすための営業業務に大半の時間が奪われてしまうこと、扱う物件のリスクがないかを入念にリサーチすることに膨大な時間がかかってしまうこと、契約書に特約事項を検討する際に参考となる過去の契約書が紙で保存されているため、特約事項だけを探すのに時間がかかってしまうこと、などが挙げられる。smooos はこれらの課題の解決を目指す。

MeSHLIFE は先週、横浜市が主催する「スタートアップ社会実装推進事業」に採択された。この事業では、1月17日から3月17日まで、横浜市内の中小企業と横浜市役所を導入先とするトライアル導入が可能となる。MeSHLIFE では、横浜市内に拠点を置く不動産仲介会社やデベロッパーに smooos の導入を横浜市と共に進める計画だ。得られた要望を元に機能改善を重ね正式版のリリースを目指す。同社はまた、QXLV(クオンタムリープベンチャーズ)からシード資金を調達したことを明らかにしている。調達額は非開示。

via PR TIMES

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