ChatGPTとチャットして職歴作りーーファインディが「ChatGPTからインタビュー受けてみた」機能を公開

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ChatGPTとチャットすれば職歴を作ってくれる

エンジニアのスキル可視化「Findy」シリーズを手がけるファインディは4月5日、ユーザーがChatGPTと対話することでエンジニアの職歴を自動生成するサービス「ChatGPTからインタビュー受けてみた」を公開した。ユーザーはChatGPTとチャット形式でプロジェクトの概要、利用技術、乗り越えた壁や将来にどう活かしたいかなどに答えると、生成された職歴がFindy内のプロフィールに利用できる。自身でこれまでの経歴などをまとめることが苦手だった人でも手軽に文章をまとめられるとしている。

ChatGPTからインタビュー受けてみた機能

同社は3月6日にも開発者が自身の紐づけている各種ソースからワンクリックでレジュメを書いてくれるレジュメ自動生成の機能を公開するなど、積極的にGPTの可能性について検証を続けている。同社にファインディとして感じるGPTの利用可能性について聞いたところ次のように回答してくれた。

「FindyではChatGPTなどのLLMモデルを活用したプロダクト開発として、「レジュメ自動生成」や「職歴インタビュー」などの機能をリリースしてきました。生成AIは今後のサービス開発を進める上で革新的な可能性を秘めていると考えており、まだまだ精度に課題はあるものの、改善も含めて今後も積極的に取り組んでいきたいと考えております。 ただし、現時点での生成AIの性能では「判断すること」や「感情に寄り添うこと」などは苦手としているため、「ユーザーの深い理解」などを軸にした、サービスを通じての人と人の関わりがこれまで以上に重要になると考えております」(ファインディ代表取締役の山田裕一朗氏)。

今回のChatGPTの登場で、初期から大きく恩恵を受けている職種の一つにコードなどを書くエンジニアが挙げられる。山田氏はファインディのエンジニア組織でもGitHub Copilotは導入済みとしつつ、業務の効率化や今後、予想される出来事について次のようにコメントしてくれた。

「どの程度エンジニアの開発生産性を上げるかについて検証を始めています。すでに多くの記事でも出ていますがSQLを書くことやテストコードの自動生成など定型の一部作業については、Copilotの方が効率的に最適解を導いてくれる事例も出始めており、生成AIを使いこなせるかは開発生産性向上により一層重要になると考えております。一方で、サービス作りと同じですが、「技術仕様の策定」や「生成されたコードの判断」、「感情に寄り添うマネジメント」などエンジニアの業務が急速に減少するわけではなく、エンジニア不足はまだまだ継続すると考えております。むしろ、生産性の向上を通して課題である大手企業や行政のDX内製化推進が加速することも期待できます。 弊社としても、エンジニアの仕事自体は引き続き需要が強いものの、今後は生成AIの進化を踏まえて、エンジニアの働き方も進化していくと考えており、注視していきたいと考えております」。

via PR TIMES

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