特殊冷凍機開発のデイブレイク、20億円をシリーズB調達——冷凍機のノンフロン化、IoTやAI機能を強化

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Image credit: Day Break

<19日16時更新> パナソニックとの協業内容は未確定のため、タイトルを初出時の「特殊冷凍機開発のデイブレイク、20億円をシリーズB調達——パナソニックとノンフロン化で協業、IoTやAI機能強化」から現在のものに差し替えました。

特殊冷凍機のメーカーのデイブレイクは19日、シリーズ B ラウンドで20億円を調達したと発表した。このラウンドはモバイル・インターネットキャピタルがリードし、環境エネルギー投資、パナソニックくらしビジョナリーファンド、SMBC ベンチャーキャピタルなどが参加した。なお、金額には三井住友銀行やりそな銀行等の金融機関6行からのデットが含まれる。これは、2019年10月の W ventures からの調達(ラウンド、調達額は共に非開示)に続くものだ。

デイブレイクは2013年7月に創業した特殊急速冷凍事業に特化した専門会社だ。食品業者への特殊冷凍テクノロジー導入支援事業や、冷凍した食品を消費者に届ける食品流通事業を展開し、2018年秋には、自社の特殊冷凍テクロノジーを踏襲したフードロスを減らすフローズンフルーツ事業「HenoHeno」を開始、2019年3月には HenoHeno のオフィス向け提供サービスを開始した。

特殊冷凍とは、これまで困難とされてきた食品を高品質で凍結させ、本来の味や風味を損なわずに解凍できる技術である。さらに、フードロスの削減とそれに伴う二酸化炭素量の削減、製造や調理工程への導入により人手不足の解消、販路拡大や生産の効率化により低利益率を改善が実現できる。SDGs や飲食業界を取り巻く課題の解消にも貢献する技術だ。これまでにも魚や餃子、焼き芋の提供を行っている。

今回調達した資金は、Panasonicと協力して自然冷媒を用いたサステナブルな冷凍機の開発(ノンフロン化)、IoT 機能の大幅なバージョンアップや AI を用いたフリーズモードの開発、海外進出のための広告販促、国内拠点強化、人材への投資に使用される。

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via PR TIMES

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