韓国発の店舗業務管理プラットフォーム「wkdk」、日本進出へ

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「wkdk(워키토키)」
Image credit: HIGHERX(하이어엑스)

HIGHERX(하이어엑스)は14日、オフライン店舗業務管理プラットフォーム「wkdk(워키토키、ウォーキートーキー)」を日本でローンチし、事業拡大に乗り出すと明らかにした。

wkdk は、モバイルアプリを通じて、オフライン店舗での正確なコミュニケーションとフィードバックが可能な非対面業務管理サービスだ。このサービスはコンビニや飲食店で主に使用されているが、最近 Starbucks のドライブスルーや Olive Young の店舗美化管理、水族館など多様な分野に拡張されている。

HIGHERX 代表のクォン・ミンジェ(권민재)氏は次のように述べた。

過去に wkdk アプリについて日本の社長から連絡を受けたことがある。日本ではこれらの業務を主に手書きで作成したり、LINE を通じて処理しており、アプリを活用した業務管理が必要だというニーズを確認した。

HIGHERX は今後の日本市場調査と事業性を検討した結果、進出する決定を下した。まず日本語版をローンチした後、英語版も開発し、多様な国の社長と勤務者が活用できるようにする計画だ。wkdk には、日本で3番目に大きいフードデリバリ事業者「menu」を運営するレアゾン・ホールディングスが大きな関心を示しており、menu に参加する外食店で wkdk を導入するための話し合いが進行している。

HIGHERX は wkdk に加え、無人店舗管理サービス「brwnie(ブラウニー、브라우니)」の日本市場進出を考慮していると明らかにした。

現在 wkdk は労働者の業務履歴に基づいてポートフォリオを提供する求人求職機能を提供し、brwnie は無人店舗管理サービスとして業種別に標準化された定期管理サービスを提供している。これらのサービスは新型コロナウイルス感染拡大を機に無人店舗が拡大したことで関心を集め始め、同社は引き続きサービス拡張も進行中であると明らかにした。

クォン氏は次のように語った。

韓国国内の wkdk には求人求職機能があり、勤務者本人の業務履歴を元に製作されたポートフォリオ機能を提供している。日本は優先的に店舗管理に集中し、認知度を高めた後に採用サービスに拡張していくことになるだろう。日本市場になかったサービスを提供することで、市場先取により売上を最大化する。韓国だけでなく日本でも店舗運営者にとって必須のサービスになることを望んでいる。

HIGHERX は今年5月、中小ベンチャー企業振興公団(중소벤처기업진흥공단)と Shinhan Future’s Lab Japan(신한퓨쳐스랩 재팬)が主管した「官民協力スタートアップ日本進出&スケールアップ支援事業」に選定され、日本進出に必要な支援を受けている。

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【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

【原文】

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