防災・危機管理支援SaaSのSpectee、デット含め15億円を調達——NVenture Capitalがリード

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Image credit: Spectee

防災や危機管理支援 SaaS を開発・提供する Spectee は23日、直近のラウンドで15億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドは NVenture Capital がリードし、インフォコム(東証:4348)、ゼンリンフューチャーパートナーズ、NTT データ、第一生命保険、みずほキャピタル、未来創造キャピタル(みずほリースの CVC)が参加した。なお、調達額には、みずほ銀行、りそな銀行、商工組合中央金庫、日本政策金融公庫のデットが含まれる。

これは Spectee にとって、2021年8月に実施した中国電力(東証:9504)からの資金調達に続くものだ。同社は2017年10月のシリーズ B ラウンドを最後に調達額を明らかにしておらず、正確な累積調達額は不明だ。同社では今後、サプライチェーンのリスク管理を中心とした製造業・物流業等への危機管理 DX ソリューションの強化・推進、通信・エネルギー等のインフラ関連やスマートシティ関連ソリューションの強化・推進、災害被害予測技術の強化、東南アジアをはじめとした海外展開の推進に注力するとしている。

Spectee は2014年2月に設立(設立時の社名は、ユークリッドラボ)され、2015年10月に Open Network Lab のインキュベーション・プログラム第11期から輩出。ソフトバンクらが支援していたアメリカの Banjo(CEO が白人至上主義団体 KKK に関与していたことが発覚し、のちに事業停止) に似たモデルで、ソーシャルメディアから収集したコンテンツを権利クリアし、マスコミや企業などに配信する「Spectee(以前の名前は、Newsdeck)」を提供している。Spectee のコンテンツ収集にあたって、画像や動画解析に用いている AI 技術については、Spectee が特許を取得している。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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