オンラインアンケート調査「SurveyMonkey」、「GPT-3」を使った新機能「Build with AI」をローンチ

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Image credit: SurveyMonkey

SurveyMonkey は新しい人工知能(AI)機能を発表し、ますます混雑する市場で同社のオンラインアンケートツールを際立たせることを期待している。

カリフォルニア州サンマテオを拠点とする SurveyMonkey は25日、「Build with AI」と呼ばれる機能を発表した。その目的は、カスタマイズされた世論調査やアンケートの作成に要する時間を短縮することだ。

SurveyMonkey の CEO Eric Johnson 氏は、VentureBeat とのインタビューで、次のように語った。

我々のツールの魅力は、その幅広い適用性だ。「製品を購入すれば、数分から数時間で調査を開始し、実に素早くアンケートを実施することができるのだ。

SurveyMonkey が OpenAI の大規模言語モデル(LLM)「GPT-3」を使用して開発されたこの新しいツールは、20年の歴史を持つ同社のプラットフォームに、より多くの AI を組み込もうとする同社の最新の動きを示している。アンケート結果を分析し、推奨を提供する他のAI搭載機能に続くものだ。

Johnson 氏は、データ分析の分野における AI の民主化の可能性を強調した。

今日、高度な分析には博士のチームが必要だ。それは2~5年後には大きく変わっているかもしれない。我々は、5年前には考えられなかったような方法で、これらのツールやサービスの一部を提供することができるのだ。

調査設計と分析のパラダイムシフト

Image credit: SurveyMonkey

約四半世紀にわたるデータ収集の経験を持つ SurveyMonkey は、一貫して市場のトレンドや顧客の需要に適応し、進化してきた。今回の Build with AI のリリースは、その豊富なデータ遺産と最先端のAI技術を組み合わせたもので、SurveyMonkey が歩んできた道のりの重要な一歩を示すものだ。

この25年近い歴史を持つビジネスには、非常に特殊なユースケースに関する大量のデータがあり、それを今、この素晴らしい新技術に適用することができる。そのデータを、この素晴らしい新技術に適用することができ、我々が構築してきたもの、そしてコアプラットフォームを進化させる方法とシームレスに融合させることができる。(Johnson 氏)

Build with AI は、SurveyMonkey のプラットフォームの機能を強化するだけでなく、SurveyMonkey を業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の最前線に位置づけるものだ。これは、AI がアンケートの設計とデータ解釈の中心となる未来への道を開くものだ。

この動きは、AI がますますビジネス運営に影響を及ぼし、より多くの人々が高度な分析にアクセスできるようになりつつある、企業データにおけるより大きなトレンドを表している。SurveyMonkey の大胆な動きは、ビジネスの最適化と DX における AI の役割が拡大していることを明確に示すものだ。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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