
ソーシャルメディアマーケティングや D2C の事業を展開する BitStar は25日、直近のラウンドで18.3億円を調達したと発表した。ラウンドステージは不明。このラウンドに参加したのは、KDDI Open Innovation Fund(KDDI とグローバル・ブレインが運営)、博報堂 DY メディアパートナーズ、パーソルベンチャーパートナーズ(パーソルグループの CVC)、ジャパネットホールディングス CVC、AGキャピタル(アイフルグループの CVC)、Adlib Tech Ventures(Dirbato の CVC)、名前非開示の個人投資家。
調達金額には金融機関からのデットが含まれる。これは、BitStar にとって、2021年12月に明らかにしたグローバル・ブレイン、阪急阪神イノベーションパートナーズ、丸井グループからの調達に続くものだ。今回の調達を受けて、BitStar の累積調達額は41.1億円に達した。同社では、調達した資金を使って、投資・協業・M&A を推進する計画だ。同社今年8月、女性クリエイターらが所属する Garou(ガルー)を事業譲受している。
具体的には今後、160万アカウントのソーシャルメディアデータベース「BitStar Database」、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「BitStar Match」などのプロダクト開発、ソーシャルメディアマーケティング事業や D2C 事業におけるマーケティング、人材獲得に積極投資を行う。また、新たに KDDI(東証:9433)、博報堂 DY メディアパートナーズ、パーソルらと協業する。これまでに9件行った M&A も人材獲得の観点から強化する。
2014年7月に設立された BitStar(当時の社名は Bizcast)は、2015年9月に特定の MCN(マルチチャンネルネットワーク)などに所属していない YouTuber と YouTuber へのプロモーションを依頼したい企業とのマッチングプラットフォーム 「BitStar(現在の BitStar Agent)」をローンチ。その後、インフルエンサー影響力定量分析の「Influencer Power Ranking(IPR)」など多数の事業を展開してきた。
BitStar では、インフルエンサーマーケティングのエージェンシーやプラットフォームを皮切りに、プロダクションやコンテンツスタジオを展開してきたが、美容・ファッション領域の D2C 事業にも参入した。同社が支援するクリエイターは6,000名、クライアントは1,800社を超えた。他の MCN と異なり、BitStar ではトップクリエイターだけに依存せず、ロングテール・ミドル規模のクリエイターにも支援していることが特徴的だとしている。
via PR TIMES
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