D2C ペットウェルネスブランド「PETOKOTO(ペトコト)」を運営する PETOKOTO は13日、シリーズ B ラウンドの 2nd クローズを明らかにした。シリーズ B ラウンドの 1st クローズと合わせると調達額は4.2億円。累積調達額は約17億円に達した。
なお、PETOKOTO は、シリーズ B ラウンドでの調達がファイナルクローズを迎えたかどうかについては明らかにしていない。
5月に明らかにされた 1st クローズと合わせると、シリーズ B ラウンドに参加したのは全体で、JR 東日本スタートアップ、T&D Innovation Fund(GP:Spiral Innovation Partners、LP:T&D ホールディングス)、あすかイノベーションファンド(GP:フューチャーベンチャーキャピタル、LP:あすか製薬)、北陸地域ベンチャーファンド(QR インベストメントと Carbon Ventures による運営)、楽天キャピタル、名前非開示の個人投資家2名。
今回ラウンドの投資家のうち、楽天キャピタルは PETOKOTO のシリーズ A ラウンドにも参加していた。
なお、PETOKOTO は11月30日からイークラウド上でクラウドファンディングによる資金調達も実施しており、目標額3,000万円に対し達成率90%を超える2,790万円が個人投資家140人から集まっている(14日午前7時現在)。このクラウドファンディングは、14日の午後10時まで続けられる予定だ。
PETOKOTO は2015年3月に創業 (当初の社名はシロップ)。ペットライフのコンシェルジュプラットフォームを目指して、保護犬猫マッチングサイトの「OMUSUBI」、情報の場としてペットライフメディア「ペトコトメディア」、食事の場として「PETOKOTO FOODS」を運営する。
注力事業であるペトコトフーズは、人間と同じ品質の国産食材をメインに使用し、人間の食品工場でスチーム加熱・急速冷凍製法により食材本来の旨味や栄養素を凝縮したフレッシュペットフードだ。犬や猫の世界的な栄養ガイドライン AAFCO を策定する WSAVA の設立メンバーである栄養学専門獣医師がレシピを監修し、子犬・子猫からシニア犬・猫まで、全年齢で主食・トッピングとして利用できる総合栄養食となっている。
定期契約の継続率は93%に達し、ペトコトの累計会員数は10万人を超えた。また、2022年10月から小売展開を開始し、冷凍食品専門店「@フローズン」など冷凍食品を強化するイオンリテールや、ワンランク上の食のセレクトショップであるグランドフードホールなど、幅広い業態で取扱需要が拡大するのに合わせて、全国240店舗に展開している。
今回調達した資金を使って、PETOKOTO は冷凍タイプのフレッシュペットフード、おやつに加え、手軽でありながら美味しく新鮮な新商品を開発する。また、オンラインの UX 改善やオフラインを含む流通チャネルも強化するとしている。
via PR TIMES
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