家具・家電サブスクのクラス、デットなど含め19.4億円を調達——生活サービスなど取扱拡充へ

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Image credit: CLAS

家具と家電のレンタル・サブスクリプションサービス「CLAS(クラス)」を運営するクラスは24日、直近のラウンドで19.4億円を調達したことを明らかにした(うち、日経によれば、エクイティ調達が11億2,000万円)。このラウンドには、パーソルベンチャーパートナーズ、ANRI、千島土地、京信ソーシャルキャピタルと、名前非開示の1社が参加した。

金額には、マネーフォワードケッサイ、Yoii 他からのアセットファイナンスやデットも含まれる。これは同社にとって、2022年11月に実施した売掛債権流動化やデットによる調達に続くもので、エクイティベースでは2021年9月の調達に続くものだ。累積調達額はデットなどを含めると約60億円に達したことになる。

今回調達した資金は、耐久消費財の所有問題を解決し、循環型事業を成長させるための企業アセット獲得と強化に充てる予定だ。同社は、EC事業と法人事業の成長とともに、耐久消費財を中心とした循環型エコシステムの構築を目指す。

CLAS は、家具や家電など耐久消費財のレンタル・サブスクリプションサービス。利用の柔軟性を重視し、最低利用期間なしで、返却や交換がいつでも可能。創業以来、商品の生産/仕入れから配送、回収した商品のリペア(修繕)・クリーニングまで、循環最適なシステムインフラを内製化し、一気通貫型のサービスを実現している。

リリースによると、今後はさらなる取扱商品の拡充と、生活サービスなど耐久消費財以外の取り込みを実施し、市場規模を2.5倍に拡大する計画だという。

他にも、法人向けに「CLAS BUSINESS(クラスビジネス)」としてオフィス構築・大型オフィス家具のお試し利用などを提供し、デベロッパーやハウスメーカー向けには物件の早期成約を支援するインテリアコーディネート「CLASホームステージング」など、事業展開を行っている。

これらの法人事業では、今後スタートアップから大手不動産デベロッパーまで、顧客基盤の拡大と事業開発に力を入れるとしている。リリースによると、2024年2月に新サービスの提供を予定している。

via PR TIMES

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