顔出しせずアバターでカラオケ配信、配信者の6割が収益化するコミュニティアプリ「topia」/KDDI ∞ Labo1月全体会レポ

アンビリアル 代表取締役CEO 前原幸美氏

本稿はKDDIが運営するサイト「MUGENLABO Magazine」掲載された記事からの転載

アンビリアルは音楽で解き放つアバター配信コミュニティアプリ「topia」を運営しています。アンビリアルが目指すのは、音楽ファンコミュニティの民主化です。ミュージシャンやアイドルは、一握りのトップ層しか稼げない課題を抱えています。

そこでアンビリアルはまだ無名のクリエイターやアイドルでもファンを獲得し、収益を得られる仕組みとして「topia」を開発しました。「topia」では誰でも顔出しせずに、手軽にアバターを作成し、カラオケや雑談などの配信が可能です。

「topia」にはJOYSOUNDや歌っちゃ王などの高品質音源が約2万曲収録されており、すべて歌い放題です。新曲も毎月追加されるため、ファンに飽きられることなく配信を継続できます。配信者はファンからのギフトや投げ銭で収入を得られます。

ライブ配信サービスが多数存在する中、topiaの優位性は大きく分けて2つあります。1つ目は配信ハードルの低さです。自作のアバターを使うことで顔出しせずに活動できたり、カラオケ音源が豊富でトークが苦手な人でも歌唱中心に配信できたりする特徴があります。実際にアクティブユーザーの約半数が配信者で、うち約6割が収益を獲得しているそうです。

2つ目の優位性は、ギフトを贈り合うコミュニティ文化が醸成されていることです。配信者が獲得した収益のうち、出金されるのは3分の1程度で、3分の2はアプリ内で別の配信者を応援するために使われているといいます。

今後は歌配信機能以外にも、アバターや音楽を軸としたさまざまな機能を追加していく予定です。またテスト的にフィリピンやインドネシアでtopiaをリリースし、日本で1年かけて達成したDAU数を約2週間で突破しました。想定以上の高い反響を受け、海外展開を積極的に進めていくといいます。

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