Zapier、AIエージェントを構築できるノーコードツールをローンチ——自然言語による記述で、サードパーティアプリを連携・自動化

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「Zapier Central」
Image credit: Zapier

Zapier は、6,000を超えるサードパーティのワークプレイス・アプリケーションにワークフローを設定することができ、同社の web サイトによると、生涯顧客数は220万人を超えている

Zapier は現在、顧客(そして新規顧客)が自動化されたサービスをセットアップするのをさらに簡単にするために、Zapier Central を立ち上げている。Zapier Central は「AI ワークスペース」であり、顧客はコーディング不要で、自然言語だけを使って、多くの接続されたアプリやサービスを活用する AI エージェントを構築することができる。

ボット構築

Zapier が「ボット」と呼ぶこれらの AI は、ユーザのデータと好みでカスタマイズされる。以前紹介した OpenAI の「カスタム GPT Builder」Hugging Face の「Hugging Chat Assistants」と同様に、Zapier Central のユーザは AI ボットに何をさせたいかをテキストで記述するだけで、AI ボットが彼らのためにそれを実行しようとする。

前述の他の直販ツールとは異なり、Zapier Central には、ボットの動作を開始する「trigger」、ユーザによって入力されたときにボットを展開できる「trigger phrase」、ボットが実行できる「actions」、さらにどの追加アプリやサービスにアクセスできるかをユーザが指定できるフィールドがより多く含まれている。

テック投資家兼ライターの Ben Tossell 氏による X への投稿に見られるように、すでに何人かのユーザが Zapier Central を試し、その結果を投稿している。

Zapier の共同設立者であり、最近まで AI 部門の責任者だった Mike Knoop 氏は、X への投稿で Zapier Central の立ち上げを「AI 自動化の新時代」と呼んだ。

サプライズ買収も

同社はさらに6日、廃れたビデオ会議アプリ Vowel の開発チームを買収し、前 CEO の Andrew Berman 氏を Zapier の新しい AI 担当ディレクターに任命したと発表した。

Zapier の新製品担当 SVP 兼戦略責任者 Sheryl Soo 氏は、この動きの意義を強調し、次のように述べた。

Vowel の買収は、当社の AI 能力を強化し、ビジネスのために AI と自動化を民主化するという当社の使命をさらに推し進めるものです。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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