Coral Capital、4号ファンドを250億円で組成——海外LPが3割、AUMは600億円に

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Coral Capital の皆さん
Image credit: Coral Capital

Coral Capital は23日、4号ファンドを250億円で組成したと発表した。国内外の機関投資家から調達した資金は、当初予定の200億円をオーバーサブスクライブした。資金の約3割以上を、アメリカ、シンガポール、ヨーロッパなどの海外投資家が占めているとのことだが、具体的な LP は明らかにされていない。

同社はこれまでに、2016年に組成した38億円の1号ファンド(当時の500 Startups Japan として)を皮切りに、2019年に組成した60億円の2号ファンド、2021年に組成した140億円の3号ファンドを運用してきた。これらに加えて、国内のユニコーンへ追加投資を行うための専用ファンド(SPV:20億円)、既存の投資先への追加出資を目的とした1号グロースファンド(27億円)、2号グロースファンド(50億円)など、合計6本のファンドを組成し、115社以上の国内スタートアップに投資を行ってきた。

今回組成された4号ファンドでは、1社あたり最小で5,000万円から最大で30億円までの幅広い投資を計画している。ファンドの運用期間は従来の10年と同様だが、前回の3号ファンドに続き、最長で14年間まで期間を延長することが可能となった。これにより、日本発のユニコーンの創出に向けて、長期間にわたる手厚い支援を提供することが可能になる。

特に注目されるのが、今回のファンドで導入された「クロスファンド投資」の仕組みだ。これは従来のファンドを通じて投資した有望な企業に対して、継続的に追加投資を行うことができる枠組みである。この仕組みの恩恵を受けられるのは、起業家側も同様で、初回に出資を受けたファンドの残高を気にすることなく、シームレスに追加調達を受けられるようになる。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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