建設業のワークフローを最適化、「OpenAEC」開発のONESTRUCTIONが1億円をデット調達

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「OpenAEC for bSDD」<br>Image credit: ONECONSTRUCTION

openBIM に準拠した BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)データの可視化・分析プロダクト「OpenAEC」シリーズの開発を行う ONESTRUCTION は18日、山陰合同銀行と日本政策金融公庫からデットで1億円を調達したと発表した。

これは同社にとって、2024年4月に実施したシードラウンドに続くものだ。今回の資金調達を受け、同社はプロダクト開発と海外販路開拓を加速させるとしている。

ONESTRUCTION の提供する OpenAEC シリーズは、建設業のワークフロー最適化を目指し、openBIM に準拠した BIM データの可視化・分析を行うことができるツールだ。

建設業者が BIM を活用して建設プロセスを最適化するためには、BIM データを正しく運用する必要がある。そのために同社は、OpenAEC 上でデータ作成から各種申請業務までワンストップで対応可能にすることを目指している。現在、ベータ版の提供を開始しており、先行して導入・検証に協力してくれる建設会社を募集している。

ONESTRUCTION は、これまで大手建設企業や行政向けに BIM 技術の提供を行ってきた経験から、BIM が今後の建設業の自動化・省力化の中心になると考え、BIM を最大限に活用するためのプロダクトを開発している。

OpenAEC シリーズの他にも、openBIM ドメイン開発において、豊富な知識と技術を活かし、国際基準に沿った BIM プロジェクトの実施をサポートしている。また、建築・土木・不動産業界における BIM/CIM 支援では、BIM の国際資格を持つ専門家が、プロジェクトのマネジメントや書類作成、モデリングを提供している。

また、ソフトウェア活用サポートとして、BIM ソフトウェアの導入から内製化、研修、実務特化型マニュアルの開発を行い、BIM の効果を最大化し、コスト削減を支援している。このサポートには、リアルタイムでの支援や BIM ナレッジの社内蓄積も含まれるという。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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