都市資源データ化でサーキュラーエコノミー推進、「pool」運営のレコテックがプレシリーズAラウンドを最終クローズ

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「pool」
Image credit: RECOTECH

資源循環支援プラットフォーム「pool」を提供するレコテックは26日、プレシリーズ A ファイナルラウンドでの資金調達を実施したことを発表した。調達金額は明らかにされていない。

このラウンドは Spiral Innovation Partners がリードし、三井住友信託銀行、Headline Asia、Rheos Capital Partners、ADS Capital、Carbon Ventures(QR インベストメント)、SMBC ベンチャーキャピタル、三井住友海上キャピタルが参加した。

これは同社にとって、2023年7月に実施した調達に続くものだ。Spiral Innovation Partners、三井住友信託銀行は以前のラウンドに続くフォローオンでの参加。

pool は、資源循環を効率的に実現するためのデータプラットフォーム。都市資源をデータ化することにより、廃棄物の回収効率を高めるとともに、リサイクル材料を活用したい製造業者と廃棄物を排出する企業を繋ぎ合わせる役割を果たしている。

このプラットフォームは、廃棄物の発生から運搬、リサイクルまでのすべての過程をデータで管理し、スマートフォンやタブレットを使用して情報を簡単に連携させることで、効率的な回収を実現する。また、リサイクル材がどのようなプロセスを経て再生されたかを確認できるトレーサビリティ情報や、CO2排出量情報を提供するため、企業のサステナビリティ戦略の策定や法規制への対応も支援する。

同社によると、欧州では既にサーキュラーエコノミーを推進する法規制が導入されているが、日本でも製造業に対して再生材使用量の目標設定や使用実績の報告義務化が本格的に検討されているという現状があるという。pool では、この政策動向を先取りする形で企業の資源循環を支援することを目指しているという。

今回調達した資金は、pool 事業の推進に向けた優秀な人材の採用・組織強化、システム開発などに充てられる予定である。これにより、サービスの普及を加速させ、サーキュラーエコノミーにおけるリーディングカンパニーとしての責任を果たすとしている。

via PR TIMES    Summarized by ChatGPT

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