「日本カーボンクレジット取引所」運営がQXLVらからシード追加調達、累積調達額は2.1億円に

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Image credit: JCX

カーボンクレジット取引プラットフォーム「日本カーボンクレジット取引所(JCX)」を運営する日本 GX グループ(旧 渋谷ブレンドグリーンエナジー)が、シードラウンドで新たな資金調達を実施したことが明らかになった。このラウンドは QXLV(クオンタムリープベンチャーズ)がリードし、不動産開発の東邦レオが参加した。

日本 GX グループは創業から4ヶ月後の2023年8月にもシードラウンドを実施しており、この際には HACOBUNE から5,000万円を調達したことを明らかにしていた。2023年8月、および、今回発表分をあわせ、同社の累積調達額は2.1億円に達した。調達資金は主にプロダクト開発と人材採用・組織体制の強化に充てられる。

日本政府は2050年までのカーボンニュートラル達成と、2030年度までに温室効果ガスを2013年度比で46%削減するという国際公約を掲げている。この目標達成の経済的手段として、カーボンクレジットが注目を集めているが、現状では需要と供給のバランスが取れていない。

日本 GX グループが運営する JCX は、こうした状況を改善するため、2023年9月に国内民間初のカーボンクレジット取引所としてオープンした。現在、JCX は法人だけでなく個人投資家にも市場を開放することを検討しており、これにより取引の活性化と市場拡大を図る方針だ。

日本 GX グループは、今回調達した資金を活用し、企業の GX コンサルティングからカーボンクレジットの創出までを手がける、市場のリーディングカンパニーを目指す。今後、環境価値創出による地方創生や自治体におけるネイチャーポジティブの取り組み推進にも注力し、特に九州や瀬戸内海を中心に、森林経営や藻場造成などを通じ、生物多様性と GHG 削減を両立した環境事業を展開する。

via PR TIMES  Summarized by ChatGPT

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