自動運転トラック技術を開発するスタートアップPlusは本日(訳注:2月10日)、新規投資家のGuotai Junan、Hedosophia、Wanxiangが主導する2億ドルのシリーズBラウンドを終了したことを発表した。調達した資金は自動運転トラックによる輸送システムの商業化とそのシステムの展開を推進するために使用される。2021年の大量生産を開始するにあたり、販売やエンジニアリング、自動運転トラックの全車両をサポートするネットワークの開発を行い、日々の運用に使用されるプラットフォームへ統合するとPlusは述べている。また、米国や中国での展開を広げ、欧州をはじめ中国以外のアジアへの進出も行っていく。
一部の専門家は、今回の新型コロナウィルスの流行による影響で自動運転車によるデリバリーの普及は早まるとみている。自動運転の車やバン、トラックは、ドライバーとの接触を制限することで感染拡大のリスクを最小限に抑えることは間違いない。この傾向はウィルスの流行で急増する短距離配送では特に顕著で、米国労働統計局によれば、7月から8月にかけて短距離トラック輸送の生産者物価指数は20.4%上昇した。これは倉庫や配送センターからeコマースのフルフィルメントセンター、店舗などへの短距離配送需要の増加によるものである可能性が高い。
Members
BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。無料で登録する