始まる自動宅配:Walmartが進める自動運転スタートアップとの提携戦略(2/2)

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Walmart-Cruise

前回からの続き)Walmartは複数の自動車メーカー・スタートアップと自動運転に関するパートナーシップを結んでいる。11月には、フロリダ州マイアミのWalmart店舗から、食品やパーソナルケア商品の配達をプロトタイプの自動運転車を用いて配達するため、PostmatesやFordと提携していた

また、アリゾナ州の店舗ではUdelvの自動運転型バンを試験的に導入しているし、加えて5億ドルを調達したばかりのNuroとテキサス州ヒューストンにて食料品配達の実証実験にも乗り出している。さらには、アーカンソー州BentonvilleではGatikと協力し、一部の店舗での自動運転車による配送サービスを実施している。

Cruiseはサンフランシスコにおけるフードバンクのドロップオフプログラムを除いては、多くの投資をしているわけではない。同社はScottsdaleとデトロイトの都市圏で実証実験を行っているが、実際の実験はサンフランシスコに集中している。Cruiseは当初の自動運転車30台から、2017年5月には130台にまで車両を増やし事業拡大を図っていた。現在の正確な車数は公表していないものの、カリフォルニア州のDMVには180台の自動運転車が登録されている。また、IEEE Spectrumが入手した資料によれば、Cruiseは300台以上の自動運転車を全米に整備させる計画を進めているという。

10月、Cruiseはカリフォルニア州自動車局(DMV)から、サンフランシスコの公道での自動運転車を用いたテストを可能とする許可を取得した。Cruiseは2015年から自動運転かつ有人での公道テストライセンスを同州から取得していたが、今回の新ライセンスにより指定される公道で無人での自動運転車のテスティングが最大5台まで可能となった。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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