GMの支援する自動運転スタートアップCruiseは、Walmartと自動運転を利用した配達パイロットプログラムのパートナーシップを結んだことを発表した。アリゾナ州ScottsdaleのWalmart店舗から顧客住宅まで宅配するもので、2021年を目途に開始される予定の同プログラムには、Cruise社のシボレー・ボルトモデルが採用される。
自動運転技術は既に輸送産業を大きく変えつつある。例えば、丸太や輸送用コンテナなどを自動で輸送可能とするシステムを開発するTuSimpleやEinrideは数千万ドルの資金調達を実施しているほか、コロナウイルスによるパンデミックが市場をさらに活性化するという意見もある。もちろん、自動運転技術については一般からの不信感をぬぐい切れてはいないものの、ドライバーと第三者との接触を限りなく最小限に抑えられるという面で期待する声が高まっているのは確かだ。
CruiseとWalmartは、パイロットプログラムに関する情報をいくつか公開している。まず、少なくとも一人のドライバーが自動運転車の車内に常駐することは明確に示した。また、プログラムが成功を収めた場合は、他の小売りとのパートナーシップによるオンデマンド型配送の実現を目指すとしている。同社は既に今年初め、DoorDashとサンフランシスコの一部顧客に対して食料品の配送テストを実施することも発表しており、小売りに加えデリバリーサービスとのコラボレーションも期待されている。(次につづく)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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