<ピックアップ> Slack is killing email
もしもまだチーム・コミュニケーション、もしくはプロジェクト・コミュニケーションでslackを使ったことがない、試したことがない、という方がいらっしゃったら今すぐテストしてみるべきですね。このツールは使えば使うほど、その良さに気がつきます。紹介している記事は創業者のStewart Butterfield氏のロングインタビュー。slackの考え方、現在の状況、次の展開がよくわかります。
記事にある通り、slackのオフィシャル公開は2014年2月(創業は2009年)。そこから6カ月で12万5000人のユーザーが毎日使い、eBayやSony、Yelpなどの大企業含め1万3000社が現在利用している大ヒットサービスになりつつあります。THE BRIDGEもTrelloと組み合わせて安定運用中。本当に便利。何度も書きたいぐらい効率上がりました。下記は投資家でもあるMarc Andreessen氏がツイートしたslackのアクティブユーザーの伸びです。すごい。
Slide from @SlackHQ update deck. I have never seen viral enterprise app takeoff like this before–all word of mouth. pic.twitter.com/oTkUDAQbXX
— Marc Andreessen (@pmarca) February 10, 2014
シリコンバレーの名だたる投資家たち、例えばロン・コンウェイ氏のSV Angel、Marc Andreessen氏は個人でもAndreessen Horowitzとしても参加していたりと、非情に注目度が高いことがそこからも伺えます。
<参考記事> 元Flickrの共同創業者がつくる社内コミュニケーションツールのSlack、4200万ドルを調達
slackの良さはいろいろあるのですが、とにかくサービスの反応、ユーザー体験が気持ちよいことがあります。リアルタイム・メッセージングでこの点が損なわれている(過去のツールで一度ありました)と大変イライラするので、実は些細なことに思えて大変重要なポイントになります。記事にもありますが、ユーザーが毎日10時間近くログインしっぱなし、というのもそういう側面が現れているデータのひとつかもしれません。
また、各所で言われる通り、ツール連携が素晴らしいです。私たちもTrelloと連携させていますが、人とマシンを一緒に、さらにリアルタイムに会話させることに気持ちよく成功している例と言えるでしょう。
唯一、メールと違って外部との連絡にはまだ向いていません。この点についてはemailも外部連携サービスのひとつとして取り扱うか、という質問に対して「slackをメールクライアントにするつもりはない」ときっぱり言ってるので、単純な接続はなさそうです。(というかスパムメール流れ込んだら元も子もないですからね)
ただ、本当に大切なメッセージというのはそこまで多くなく、他のメッセージングサービスなどで併用もできていますからこの点はのんびり待つことにしましょう。
via TheVerge
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