おなかの赤ちゃんの鼓動を共有するY Com輩出スタートアップBellabeat、450万ドルを調達し日本市場に進出へ

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母親のおなかの中にいる10ヶ月の間に、赤ちゃんは5,000万回以上の心拍を打つのだそうだ。その鼓動をモバイルデバイスを使って聴き、ソーシャルネットワークで共有しようというスタートアップがある。クロアチア出身、Y Combinator 輩出の IoT スタートアップ Bellabeat だ。

同社は5月に SV Angel、Justin.TV の共同創業者として知られる Michael Siebel、北京拠点の投資ファンド Cherubic Ventures から450万ドルを調達している。同社は近く、日本をはじめ、韓国や中国など東アジア市場への進出を計画しており、目下、アプリのローカリゼーションとあわせ、LINE、カカオトーク、WeChat(微信)との連携を追加開発中だ。

Bellabeat は小さなデバイスを iPhone や Android 端末と接続することで、母親がおなかの赤ちゃんの鼓動を聴いたり、録音したり、共有したりできる。鼓動を画像化して表示したり、赤ちゃんの体重増加を記録したり予測したりすることも可能だ。

bellabeat_globalBellabeat では、Bellabeat Global という将来の母親のためのソーシャル・ネットワークを開設しており、妊婦はここで情報交換したり、アプリで記録した妊娠日記を公開したりすることができる。アップロードされた妊娠記録データに基づいたインフォグラフィックなども公開されており、妊婦はより健康なお産のための有用な情報が得られる。

同社がはじめて脚光を浴びたのは、オーストリア・ウィーンで開催されたスタートアップ・イベント Pioneers Festival でのことだ。2013年にピッチ・コンテストで優勝、Justin TV や SocialCam の共同創業者で、Y Combinator のパートナーでもある Michael Siebel の目に留まり、これが Y Combinator に参加するきっかけとなった。

Bellabeat の聴診デバイスはここから購入でき一台129ドル。アメリカ国内なら送料無料だが、日本への発送は送料が23ドルかかる。連携する iOS アプリはここから、Android アプリはここからダウンロードでき、現時点では英語とフランス語のみが利用可能だ。

若年層が多い東南アジアとは対照的に、少子化が顕著な東アジアでは、一人の子供にシックスポケットがあると言われる。離れて住む祖父母らにも生まれる前から赤ちゃんの鼓動を聴かせられ、お産を控えた妊婦の不安を和らげられるとすれば、100数十ドルの出費は高くないのかもしれない。日本上陸の具体的なスケジュールが判明したら、改めて THE BRIDGE でお知らせしたい。

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