BRIDGE

タグ Techstars

シンガポールの海運大手Eastern Pacific Shipping、Techstarsと海洋特化アクセラレータをローンチ——第1期には、世界各国から9チームを採択

SHARE:

シンガポールに拠点を置く船舶管理会社 Eastern Pacific Shipping は、「Eastern Pacific Accelerator powered by Techstars」をローンチし、第1期にシンガポール、デンマーク、イギリス、アメリカからスタートアップ9社を迎えた。 シンガポール最大の海運会社として知られる同社は、世界中から寄せられた数百件に及ぶ応募から第1期に採択されたス…

CC0 Public Domain
Image credit: Pixaway

シンガポールに拠点を置く船舶管理会社 Eastern Pacific Shipping は、「Eastern Pacific Accelerator powered by Techstars」をローンチし、第1期にシンガポール、デンマーク、イギリス、アメリカからスタートアップ9社を迎えた。

シンガポール最大の海運会社として知られる同社は、世界中から寄せられた数百件に及ぶ応募から第1期に採択されたスタートアップ9社も発表された。スタートアップ各社の技術を試し、彼らの事業を加速すべく密接に協業することになる、Eastern Pacific Shipping の運用現場、技術、商業、IT、船員、経営チームからの情報や検討内容をもとに第1期に参加するチームが採択された。

Eastern Pacific Accelerator powered by Techstars は、デジタルやテクノロジーを中心としたソリューションを、海運や海洋業界が直面する問題に取り込むことを目指している。スタートアップ9社は2019年11月から、シンガポールの Eastern Pacific Shipping 本社で R&D、メンターシップ、協業の3ヶ月プログラムに参加する。

スタートアップ9社は、シンガポール、デンマーク、イギリス、アメリカから参加。そのうちデンマークの C-Log は最近グローバル本社をシンガポールに移転し、また、アメリカ拠点の Volteo はシンガポール企業として Volteo Maritime を分社化した。Nautilus Labs は本社をニューヨークに置いたまま、シンガポールに恒常的なオフィスを設立準備中だ。

Eastern Pacific Shipping のオープンイノベーション責任者 Gil Ofer 氏は次のように述べている。

特に急速にデジタル化する社会と世界貿易の増加に伴い、海運業界を前進させる技術が必要であると考えている。つまり、海運業界は、燃料消費、運航効率、船舶性能、船員の海上生活の改善などの問題を解決するために革新する必要があるわけだ。我々は Eastern Pacific Accelerator powered by Techstars でそれを行う。

Eastern Pacific Shipping は、参加スタートアップの製品開発を加速する、業界プレーヤーへの深いネットワーク、リアル世界のデータ、経験豊富な海洋エキスパートから見た運用上の洞察にアクセスを提供する。

国際海運会議所(ICS)によると、世界の海運・海洋業界は成長を続けており、船舶5万隻以上と船員100万人以上によって、全世界の貨物の約90%を占めている。一方、国連貿易開発会議(UNCTAD)は、2018年から2023年の間に世界の海上貿易の量が3.8%増加すると予測している。そんな成長予測値は裏腹に、海運業界は競争力と成長維持に必要な、実証されたイノベーションで解決可能な多くの重要問題に引き続き直面している。

Eastern Pacific Shipping のチーフイノベーションオフィサー Claus Nehmzow 氏は、次のようにコメントした。

持続可能性、二酸化炭素排出量の削減、船員の精神的および肉体的健康などの問題は、もはや見逃すことはできない。今日の海洋業界におけるこれらの問題にアクセラレータを通じて対処し、業界に対して問題を解決するためのテクノロジーファーストのアプローチを促すことが目標だ。

3ヶ月に及ぶプログラムでは、スタートアップは業界エキスパートから実践的な指導を受け、Eastern Pacific Shipping の運用データにアクセスし、150隻以上ある同社のさまざまな船舶にテクノロジーを展開する機会を得る。このプログラムでは、起業家に対し、Techstars のメンター、投資家、パートナーのネットワークへのアクセスも提供する。

第1期は、2020年2月に開かれるデモデイで幕を閉じる。デモデイでは、起業家らがトップ投資家、多国籍企業、政府パートナーなどエコシステムプレーヤーらピッチする予定だ。

【via e27】 @E27co

【原文】

シンガポールの「楽天アクセラレーター powered by Techstars」に選ばれたスタートアップ10社をご紹介

SHARE:

日本の e コマースおよびインターネット大手の楽天と世界的な起業家ネットワークの Techstars は、シンガポールの楽天アクセラレータプログラムに参加するスタートアップ10社を選定したと発表した。 選ばれたスタートアップの出身国は様々で、シンガポール、カナダ、ハンガリー、レバノン、フィリピン、韓国、台湾、イギリス、アメリカの9カ国に及ぶ。これらのスタートアップは AI やチャットボット、アドテ…

日本の e コマースおよびインターネット大手の楽天と世界的な起業家ネットワークの Techstars は、シンガポールの楽天アクセラレータプログラムに参加するスタートアップ10社を選定したと発表した。

選ばれたスタートアップの出身国は様々で、シンガポール、カナダ、ハンガリー、レバノン、フィリピン、韓国、台湾、イギリス、アメリカの9カ国に及ぶ。これらのスタートアップは AI やチャットボット、アドテック、決済、コラボレーションツールなどソーシャルメッセージングに関連した幅広い製品を提供している。

新たな技術に関する「メッセージング・アズ・ア・プラットフォーム」の未来を形成できる能力を基準に選ばれた10社のスタートアップは、メンターがリードする集中的な13週間のプログラムに参加し、Techstars や楽天の世界的なネットワークの支援も受けつつ自社製品や市場化戦略を迅速に開発していく。

各スタートアップにはそれぞれ12万米ドルの投資のほか、1万人を超える設立者、卒業生、メンターから成る Techstars のネットワーク、さらには100万米ドルに相当する400もの特典が与えられる。

ほかにも、楽天 Viber のメッセージング・音声プラットフォームを含む70以上のサービスから成る楽天の世界的なエコシステムのリソースにアクセスできる。

スタートアップ全10社は今後、WeWork 71 Robinson に設けられた専用スペースに移転する。

Rakuten Viber の COO である Michael Shmilov 氏は、次のように述べた。

革新的な思考や努力に対する楽天の情熱を共有する驚くほど有能な起業家たちが世界中から集まって来てくれたことを嬉しく思います。当社の使命はボーダーレスなコミュニケーションであり、それは人々が世界中でつながる方法を絶えずイノベートすることを意味します。これから始まるアクセラレータクラスの参加者と協力することで、企業や消費者がメッセージングを活用して事業展開したり互いにつながりを持ち続けたりする方法に革命を起こすことを楽しみにしています。

プログラムの運営者は、マネージングディレクターの Dhritiman Hui 氏と Dennis List 氏の予定。

選定されたスタートアップ10社のプロフィール:

Additor(韓国)

Additor はリサーチやドキュメント作成の方法を変えることを目的としている。中小企業およびフリーランサー向けの統合されたドキュメント・コラボレーションプラットフォーム。

AND Global(シンガポール)

AND Global は銀行サービスを受けられないアジアの人向けの AI 対応モバイルレンディングプラットフォーム。数万人の顧客に対し、年間50万件超の融資を実施している。

Elumium(イギリス)

Elumium はコミュニケーションと不動産マネジメントに特化した不動産技術の企業。超大手の住宅開発事業者や高級ホテルと協業している。

Groovy Antoid(レバノン)

Groovy Antoid はかわいくて愛らしいキャラクターでモバイルゲームの世界を作ることに特化している独立系ゲームスタジオ。

Immersive Systems(アメリカ)

Immersive Systems は次世代のデジタル体験プラットフォームを通し、携帯電話、テレビ、スポーツアリーナ観戦でファンがスポーツに関わる方法を新たに作り出したいと考えている。

Jazzy Pay(フィリピン)

Jazzy Pay はユーザが携帯電話を使って学校、診療所、病院で効率的に決済できる統合された決済プラットフォーム。

Retarget Links(カナダ)

Retarget Links は優良オンラインパブリッシャーの広告が簡単にできるようにすることで、デジタル広告を民主的にしている企業。中小企業だけでなく WPP、Omnicon、P&G、Uber といった世界的なエージェンシーやブランド企業が Retarget Links を活用し、適切な人に対し適切なバナー広告を発信している。

Rooit(台湾)

Rooit はチャットボットを活用し、AI、ゲーミフィケーション、ソーシャルネットワーキングでミレニアル世代をつないでいる。2017年6月の台湾でのローンチ以降、30万人超のユーザを獲得。

Shoffr(シンガポール)

Shoffr はブランド企業が e コマース由来の顧客を獲得する手助けをしている。ソーシャル、チャット、ウェブプラットフォームでオンラインからオフラインの動きを追跡するホワイトレーベルのソリューションを使い、オンラインで成立しなかった取引を実店舗への来客数増加に転換している。

Talk-A-Bot(ハンガリー)

Talk-A-Bot は企業がメッセージングプラットフォームで行うコミュニケーションを手助けするためのチャットボット技術を提供。中央ヨーロッパの大手銀行、公益サービス企業、メディア系企業のチャット機能を強化している。

Techstars はアーリーステージのアクセラレータプログラムで、これまでに1,000社のスタートアップを送り出してきた。時価総額の合計は100億米ドルを超える。コロラド州ボルダーにある本社から、ニューヨーク、ケープタウン、ロンドン、ロサンゼルスなど世界の至るところでプログラムを運営している。Disney や Nike、Virgin Media、Barclays、Target、ソニー、Sonos その他多くの世界的な大手企業と提携し、ホスピタリティ、リテール、ヘルスケア、IoT、モビリティ、音楽など複数の業界にまたがる革新的なアクセラレータプログラムを世界中で創設している。

Techstars のベンチャーキャピタル部門で2009年に設立された Techstars Ventures は、2億6,500万米ドル相当のファンドを管理している。これまで Uber や Sphero、Twilio、SendGrid といった有名企業にも投資してきた。

【via e27】 @E27co

【原文】

エイベックスが音楽関連特化アクセラレータ「Techstars Music」に参画——デバイス無し音楽ストリーミング再生の「Mighty」にも出資

SHARE:

世界的スタートアップアクセラレータ Techstars が運営する音楽関連特化アクセラレータプログラム「Techstars Music」に、日本の音楽大手エイベックスがスポンサー企業として参加することになったようだ。本日から募集開始された 2019年バッチの Web サイトを見ると、エイベックスのロゴが追加されている(その後、正式発表された)。日本からは同プログラム 2018 に引き続き、レコチョ…

SLUSH Tokyo 2018 での avex のブース
Image credit: avex

世界的スタートアップアクセラレータ Techstars が運営する音楽関連特化アクセラレータプログラム「Techstars Music」に、日本の音楽大手エイベックスがスポンサー企業として参加することになったようだ。本日から募集開始された 2019年バッチの Web サイトを見ると、エイベックスのロゴが追加されている(その後、正式発表された)。日本からは同プログラム 2018 に引き続き、レコチョクがスポンサーとして参加する模様だ。

また、エイベックスは Techstars Music 2018 に参加していたスタートアップ Mighty に出資したことも明らかにしている。出資金額は不明。Crunchbase によれば、Mighty はこれまでに310万ドルを集めたことになっているが、これにはエイベックスの出資金額は含まれていないと推測される。

Mighty
Image credit: Mighty

Mighty は2016年に Kickstarter でのプロジェクトから生まれたスタートアップで、iPhone などのスマートフォンが無くても、ダイレクトに Spotify などのストリーミング音楽サービスが楽しめるデバイスだ。エイベックスは Mighty への出資を通じて、日本国内における独占販売権を獲得し、自社ストリーミング・サービス「AWA」のインテグレーションや、アーティスト特注モデルの共同開発・販売など様々な戦略的コラボレーションを行なう予定としている。

Techstars Music には今年、日本から edison.ai が参加していた。折しもこの際、筆者はエイベックスアクセラレータの動向について関心を持っていたわけだが、Techstars Music への参画という形で帰着したわけだ。Techstars Music Accelerator 2019 への募集は今年10月14日まで(アメリカ太平洋標準時)、プログラム開始は2019年2月からとなっている。

2017年5月に実施された avex Enter-Tech Pitch
Image credit: Masaru Ikeda

画像認識技術のBrand Pitがedison.aiに進化、アクセラレータプログラム「Techstars Music」への参加を通じてチームが得たものとは…

SHARE:

ソーシャルメディアに投稿された写真を画像分析し、そこに映り込んだ商品のブランドロゴなどから自社製品の普及度、地域分布、ユースケースなどをブランド各社にマーケティングデータとして提供する Brand Pit。THE BRIDGE から彼らを追いかけ始めてから5年ほどが経つが、この動きの激しいスタートアップの世界においては、息の長い会社と言えるだろう。 その Brand Pit は昨年、社名を変えたよ…

Techstars Music に参加した edison.ai のチーム(2018年5月、ロサンゼルスで)
Image credit: edison.ai

ソーシャルメディアに投稿された写真を画像分析し、そこに映り込んだ商品のブランドロゴなどから自社製品の普及度、地域分布、ユースケースなどをブランド各社にマーケティングデータとして提供する Brand Pit。THE BRIDGE から彼らを追いかけ始めてから5年ほどが経つが、この動きの激しいスタートアップの世界においては、息の長い会社と言えるだろう。

その Brand Pit は昨年、社名を変えたようだ。新しい名前は edison.ai。もはや、「あの有名俳優の名前みたいなスタートアップ、なんだっけか?」という冗談は通用しなくなってしまった。久しぶりに話を聞こうと連絡をとったら、彼らはTechstars が昨年から開始したアクセラレータプログラム「Techstars Music」に参加中で、音楽ビジネスの本場ロサンゼルスに滞在していた。以前の Brand Pit からは、音楽業界向けのビジネスは想像できなかったのに、さてはどんなピボットを行なったのか。

Techstars は、世界のアクセラレータネットワーク「Global Accelerator Network(GAN)」などを運営する、アメリカ・コロラド州のボルダーに本拠地を置く老舗アクセラレータで、世界各地でコーポレートアクセラレータの受託運営などを行なっている。

ただ、Techstars Music は、その種のコーポレートアクセラレータと異なり、特定のバーティカルやセクターに特化して、Techstars が自主的に複数のスポンサー企業を集めて運営されるプログラムの一つだ。Techstars Music には、Warner Music や Sony Music のほか、日本からはレコチョクがスポンサーとして参加している。

今年の2月から13週間(=約3ヶ月間)にわたってロサンゼルスで行われた最初のバッチに参加した、Brand Pit 改め、edison.ai の創業者で CEO の Chu Tsz Tat(TT Chu)氏は Techstars Music への参加が社名変更に大きく関わっていると説明してくれた。このアクセラレータには10チームが選抜され(11チームが選ばれ、10チームが卒業した模様だ)、各チームには Techstars から12万ドルずつの出資がなされるが、ユーザグロースや資金を支援してくれる種類のものではない。

特定の音楽企業に利益をもたらすというのではなく、(スタートアップを巻き込むことで)音楽産業全体をさらに進化させたいという意図があるようです。(Chu 氏)

日本でもエイベックスなどがアクセラレータを開始しているが(Avex Ventures のウェブサイトは閉じられたようだ)、音楽業界全体を変革するまでに勢いが及んでいるとはまだ言い難い。何かと利権がついて回るビジネスだけに、保守的な音楽産業をスタートアップの力でディスラプトしていくのには時間と労力を要するのだろう。Techstars Music には、そんな業界に風穴を開けていこうという狙いがあるようだ。

edison.ai

FMCG(日用消費財)のブランドとの親和性が高いと思われた旧 Brand Pit のビジネスは、音楽業界と出会うことでどんな変革を遂げるのだろう? そこには、オーディエンスが何に関心を持っているかを知りたいという、音楽業界の思惑が見え隠れする。

ストリーミングやダウンロード型の音楽コンテンツ販売のデータは、オンラインストアなどから入手できるだろうし、オフライン販売はレコードショップの POS から一定量のデータは取れるのかもしれない。ライブや音楽イベントといったアーティストとファンが直接触れ合う機会のデータは、チケットのデジタル化で集積管理できる部分もあるだろう。

しかし、それでも、音楽シーンを把握するには十分ではない。どの場所や環境で、どのようなアーティストのどんな楽曲に関心が高まっているか、それを俯瞰的に把握する上で edison.ai の技術が役に立つのではないか、というのが Techstars Music に同社が参加した上での仮説だ。

Techstars Music のマネージングディレクターを務める Bob Moczydlowsky 氏が Twitterの音楽部門を立ち上げた経験を持ち、データ収集や分析に対する理解が深かったことも、プログラムに参加した上で大いにラッキーだったと Chu 氏は話している。イグジット経験のある人々をメンターとして迎え、参加スタートアップをひっきりなしに業界有力者に繋いでくれることも Techstars の特徴だ。

edison.ai(旧 Brand Pit)は、IBM BlueHub、KIRIN アクセラレータ、パリの NUMA による La FrenchTech、香港の Swire Group、オーストラリアの Global Incubator Network といった各アクセラレータプログラムに参加している。当面は資金調達よりも、以前より対象分野を広げたアプリケーションの技術開発やユーザバリデーションに注力するという。

一方、Techstars については最近、アジア地域での存在感を増しつつあるようだ。前出の Techstars Music は次期バッチに向けて参加チーム募集への準備が進められているほか、今年初めからは楽天と組んで Rakuten Accelerator を始めた。今週、バンコクで催される Techsauce Summit 周辺でも、Techstars co-CEO の David Brown 氏を招いて Techstars Global Summit が開かれる予定で、同社のアジア 進出への並々ならぬ関心を伺い知ることができる。

<参考文献>

グローバルアクセラレータのTechstars、アジア太平洋地域初の活動拠点をオーストラリア・アデレードに開設

SHARE:

グローバルアクセラレータプログラムの Techstars は本日(1月10日)、Techstars Adelaide アクセラレータプログラムをローンチすると発表した。 これにより、オーストラリアからアジア太平洋デビューを果たす。 このプログラムは、IoT、ビッグデータ、センサー、ロボティクスを中心とするアーリーステージのスタートアップを支援しており、防衛やセキュリティセクターに関連したテクノロジ…

Techstars 共同設立者兼共同 CEO David Cohen 氏

グローバルアクセラレータプログラムの Techstars は本日(1月10日)、Techstars Adelaide アクセラレータプログラムをローンチすると発表した。 これにより、オーストラリアからアジア太平洋デビューを果たす。

このプログラムは、IoT、ビッグデータ、センサー、ロボティクスを中心とするアーリーステージのスタートアップを支援しており、防衛やセキュリティセクターに関連したテクノロジーを開発・商用化できる可能性を模索している。

Techstars の共同設立者で共同 CEO を務める David Cohen 氏は、報道発表の場で次のように述べた。

防衛関係の研究はこれまで、インターネットや GPS から瞬間接着剤、デジタル写真に至るまで、最も変革的なイノベーションを消費者にもたらしてきました。防衛産業と協力して、最新製品の開発・商用化の手助けをするこのプログラムに起業家の方々をお招きできるのを楽しみにしています。

参加したスタートアップは、BAE、Thales、Austal、SAAB、ASC、Rheinmetall、DCNS など業界内にいる Techstars のパートナー企業から生まれた「最先端」のテクノロジーや研究に触れることができ、これら業界の大手企業と共同で作業する機会もある。

2017年7月に開始予定のプログラムは現在受付中だ。Techstars は世界から10社のスタートアップを求めており、またオーストラリアを拠点として勤務するマネージングディレクターも募集している。

Techstars が南オーストラリア州都アデレードをアジア太平洋の拠点としたのには、いくつか理由がある。

まずは、最近オーストラリア連邦政府が2億3,000万豪ドル(1億6,800万米ドル)相当の投資を、同市にある Centre for Defence Industry Capability(防衛産業機能センター)に行ったところにある。

Techstars によると、アデレードは「1,000億豪ドル(730億米ドル)規模の産業プロジェクトが進行中の防衛セクターを有する、世界でも卓越した拠点になる」としている。

また、Cohen 氏によると、アデレードは「Techstarsで成功を収められるホスト都市としてのお墨付き」が得られたという。

アデレードは条件にぴったり合う都市です。エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)により世界で5番目に住みやすい都市に選ばれただけでなく、起業家に調和のとれたサポートを提供する都市であると G20が認めています。ここは、スタートアップ向けの洗練されたインフラを構築しつつある、テクノロジー志向の都市です。昨年はオーストラリア初の国際的「GigCity(超高速ブロードバンドを活用したスマートシティを構築するプロジェクトに参加する都市)」になり、同国で唯一、イノベーションのための「Lighthouse City」として Cisco に認められました。

これより前、Techstars は米国、英国、ドイツ、イスラエル、南アフリカにも拠点を設けている。このプログラムは Cohen 氏、David Brown 氏、Brad Feld 氏により共同で設立された。初ローンチは、米国コロラド州ボルダー。

Techstars が輩出した有名企業には、Uber、Timehop、Sphero、Digital Ocean、Localistic、ClassPass、Twilio、Ginger.io などがある。

【via e27】 @E27co

【原文】

TechStarsがSprintとパートナーシップを組み、ヘルステックに特化したアクセラレーターを開始【ピックアップ】

SHARE:

【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします Sprint & Techstars meet in Kansas City to start a health-tech accelerator TechstarsとSprint Acceleratorがパートナーシップを組み、ヘルスケアスタートアップに特化したアクセラレーションプログラムをカ…

スクリーンショット 2014-04-08 9.37.45

【ピックアップ】は世界のテク系スタートアップの資金調達やトレンド記事を概要と共にお届けします

Sprint & Techstars meet in Kansas City to start a health-tech accelerator

TechstarsとSprint Acceleratorがパートナーシップを組み、ヘルスケアスタートアップに特化したアクセラレーションプログラムをカンザスシティで開始しました。

プログラムはカンザスシティのクロスロード地区で、三ヶ月に渡って行われます。指導者として、起業家と、ヘルスケアの専門家などが参加します。

参加するスタートアップは主に、ヘルスケ分野の、ハードウェア、ソフトウェアプラットフォーム、ビッグデータ、アプリを開発している、アメリカとオーストラリアからスタートアップです。(Akibah, Fitbark , Lifeline Response, Medicast, Ollo Mobile, Prime, Sickweather, Symptom.ly, Tenacity Health, Yosko.

米国ではヘルスケアに特化したアクセラレーターは特別目新しいというものではありません。しかし今回のプログラムでは、米国の老舗アクセラレーターTechStartsが指揮をとるとのことですので、注目したいものです。

Google翻訳でざっくり読む

via【VentureBeat

グローバル・ブレインが年次イベントAlliance Forumを開催——ピッチとパネル・セッションのハイライトから

SHARE:

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 東京を拠点とする投資会社グローバル・ブレインは、先週金曜日、年次のスタートアップ・カンファレンス・イベント「Global Brain Alliance Forum(GBAF)」を開催した。スタートアップ・コンペティションのセッションでは、日本とアジアから9つのスタートアップが参加した。入賞した上位3社のスタートアップ…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

東京を拠点とする投資会社グローバル・ブレインは、先週金曜日、年次のスタートアップ・カンファレンス・イベント「Global Brain Alliance Forum(GBAF)」を開催した。スタートアップ・コンペティションのセッションでは、日本とアジアから9つのスタートアップが参加した。入賞した上位3社のスタートアップを簡単に見てみよう。

1位:Triibe(シンガポール)

gbaf-triibe-pitch

Triibee は、シンガポールを拠点とするスタートアップ Ascriber が開発した、顧客フィードバック管理ツールだ。主にシンガポールで、レストランチェーンなど300以上の店舗にアプリを導入済だ。一般ユーザは店舗を訪問後、Tribee を使って店舗を評価し、Facebook で共有すると、次回店舗で利用可能な 10% の割引特典がもらえる。

店舗には、顧客の満足度や体験評価を計測できるダッシュボードが提供される。中でも最も主要な機能の一つは、リアルタイム警告システムだ。顧客からよくない評価を受け取ると、すぐさまその内容が店舗責任者に SMS やメールで通知され、顧客のニーズが最速で把握できるしくみだ。

この分野には多くの競合が居るが、Triibe は複数の機能で差別化し、日本やアジアでサービスにも進出したいとしている。

2位:Monaca(日本)

gbaf-monaca-pitch

Monaca は、日本のアシアルが提供する、クロス・プラットフォームのモバイルアプリ開発プラットフォームだ。HTML5、JavaScript、CSS などのウェブ標準の活用により、技術に明るくないユーザが、ネイティブ・アプリを開発するのを支援する。現在は、アプリ開発者コミュニティに提供することで、ユーザをエンゲージすることに注力している。

同社の CEO 田中正裕氏に前回会ったのは、6月にルクセンブルクで開催された ICT Spring のときで、彼は私に、Monaca はライセンス料やインストールが不要で、コンピュータの専門学校が生徒にアプリ開発環境を容易に提供できるため、世界的にも人気を得つつあると話してくれていた。

3位:Whoscall(台湾)

gbaf-whoscall-pitch

Whoscall(日本名:だれ電)は、iOS と Android 向けのスパム電話ブロックと発信者探知アプリだ。彼らはデータベースに、電話番号と発信者のプロファイルを6億件以上蓄積しており、電話が着信すると、アプリは誰が電話をしてきたのか教えてくれる。

今月初め、Whoscall を運営する Gogolook は、韓国の検索エンジン企業 Naver から資金調達したと伝えられた。調達金額は不明だ。私は同社の Jeff Kuo(郭建甫)氏と話をする機会があったが、彼はこのことについて、あまり多くを話したがらなかった。Gogolook は Naver 以外との企業との協業にもオープンであるにもかかわらず、今回の Naver からの出資が他社との提携の可能性を狭める、と理解されるのを避けたかったようだ。

Naver との資金調達に先立ち、同社はエンジェル投資家から50万ドル、Trinity Venture Capitalから金額非開示の資金調達を受けている。この分野には、Number GuruTrueCaller など複数の競合が見受けられる。

Techstars が語る、アメリカのトレンドとアジアに見出す可能性

gbaf-techstars-on-stage
左から:Techstars 社長 David Brown 氏、マネージングパートナー Mark Solon 氏、グローバル・ブレイン Katsuyuki Hasagawa 氏(モデレータ)

アメリカでのインキュベーションで何がホットかを紹介するセッションでは、グローバル・ブレインの Katsuyuki Hasegawa 氏が、Techstars の社長 David Brown 氏とマネージング・パートナー Mark Solon 氏とのパネルをモデレートした。

Mark は Techstars がコロラド州ボルダーで、2002年にローンチしたと語った。彼によれば、ボルダーは眠い大学の街だっだ。しかし、長年に渡る努力が実を結び、スタートアップ・シティとしては、シリコンバレー、ニューヨーク、ボストンに次ぐ4位の都市となった。

Solon によれば、彼らは投資先にメンターシップを提供する上で多くの大企業と協業しており、その中には、世界的なトップスポーツメーカー Nike のほか、電話会社の Sprint、イギリスの金融会社 Barclays が含まれる。メンターシップ・プログラムにおいては、例えば、Barclays は、参加スタートアップに API に早期にアクセスできる環境を提供し、fin-tech(金融テック)ソリューションの開発を促している。これらの活動の背景にあるのは、多くの企業がオープン・イノベーションを促進する必要があるとわかっていて、つまり、大企業ももはや社内のビジネス開発やエンジニアリング開発だけに頼れない、ということを現している。

David は、Techstars のプレゼンスをアジア地域でも広げたいと語ったが、私は Techstars のグローバル・アライアンス・ネットワークに、日本からはどのアクセラレータもまだ参加していないことを知っていた。アジア全体の話に広げても、シンガポールの JFDI Asia のみだ。私は聴衆の中から、日本のスタートアップ・エコシステムとの恊働に関心があるなら、日本のインキュベータにアライアンスに参加してもらうことに興味は無いのか、と尋ねてみた。David によれば、アライアンスは新規メンバーを承認するにあたって条件があり、どのようなメンターシップ・プログラムを提供しているか、一定期間内にどのくらい卓越したスタートアップを輩出できるか、など厳しい条件があるのだそうだ。しかし、アライアンスのスキームとは別に、日本やそれ以外の国々のアクセラレータやインキュベータとは喜んで協業したいと語った。

グローバル・ブレインにとっての、新しいこと

gbaf-incj-masujima-on-stage
左から:グローバル・ブレインCEO 百合本安彦氏、産業革新機構 土田誠行氏、増島雅和氏(森・濱田松本法律事務所)

今回のイベントの開会の辞で、同社の創業者兼CEOの百合本安彦氏は、次のように話した。

今日は大きなニュースがある。我々はスタートアップと起業家のために生まれ変われる。詳細は後ほどのパネルで明らかにする。

その後、百合本氏は産業革新機構 [1] の戦略投資グループ長を務める土田誠行氏や、弁護士の増島雅和氏とパネルディスカッションを行った。

このパネルで、百合本氏はスタートアップ向けの投資契約書から株式の買戻条項を廃止し、デューデリジェンスが1〜2週間で完了するようチームを増強すると発表した。これまでに資金調達したことのある人であれば、買戻条項がビジネスにおいて頭痛の種で、典型的なベンチャーキャピタルは企業価値評価に数ヶ月をかけることは知っているだろう。それに加えて、同社は投資契約書のテンプレートを公開し、起業家が資金調達しやすくなるよう、出来る限り制約を撤廃するよう他の投資会社にも働きかけていきたいと考えている。

gbaf-winners-on-stage
左から:グローバル・ブレインCEO 百合本安彦氏、Golden Gate Ventures パートナー Vinnie Lauria 氏、5rocks CSO ノ・ジョンソク(노정석)氏、TMI台湾創意工場 CEO Mark Hsu氏、アシアル ディレクター 塚田亮一氏、Gogolook(走著瞧股份有限公司)CEO Jeff Kuo(郭建甫)氏、Ascribr 共同創業者 Clark Chun Kiat Chua 氏

  1. 産業革新機構は、日本政府による企業向けの投資組織だ。同社は最近、グローバル・ブレインが運営するスタートアップ特化ファンドに100億円を投資した。