コードのテスト及びデプロイプロセスを自動化するツールのスタートアップであるWerckerは本日、450万米ドルの資金調達ラウンドを発表した(編集部注:原文掲載1月28日)。同社はまた、GitHubのオープンソース使用許可のもと、コマンドラインインターフェース(CLI)のリリースも合わせて発表した。
「新たに調達した資金により、Werckerは大企業向けの機能を備えた製品をさらに増産することができます」と、同社設立者兼CEOのMicha Hernandez van Leuffen氏はVentureBeatのインタビューで答えた。
競合にはCodeship、CircleCI、Drone.io、Semaphore、Shippableなどがいる。
他社製品との差別化のポイントはDockerコンテナとの統合で、これによってユーザーはアプリケーションコードをひとまとめにして、簡単にサーバー間を移動させることができる。
「全てをDockerのコンテナ内で作業させることができます。開発過程の中間生成物はすべてDockerのコンテナになれるのです。」とHernandez van Leuffen氏は語る。また、Docker Hubもしくは自分のレジストリからコンテナを取り出し、出荷前にコードを作ることもできる。さらにCLIがオープンソースなので、誰でもその上でコードを作ることが可能だ。
このラウンドを率いたのはInkef Capitalで、他にもNotion Capitalが参加した。現在までにWerckerは750万米ドルを調達している。
Werckerは2011年にアムステルダムで創業し、サンフランシスコにもオフィスがある。スタッフ数は17人だ。昨年同社はOrganizations機能を導入した。同氏によると、何万人もの人々が現在Werckerを利用しているという。
WerckerはGitHub及びAtlassianのBitbucketと統合している。現在のところGitLabはサポートしていない。
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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