中小企業向けのオンライン保険プラットフォームを開発する Next Insurance が、シリーズAラウンドで2,900万ドルを調達した。今回のラウンドを主導したのは、Munich Re/HSB Ventures、Markel 及び Nationwide で、その他既存の投資家も参加している。
2016年にカリフォルニアのパロアルトで創業した Next Insurance は、VC から資金調達を得ている数多くのインシュアランステックのスタートアップの中でも最新の会社だ。インシュアランステックの分野では、2015年にニューヨークの Lemonade が、Sequoia による過去最大のシードラウンドの出資を得ている。保険商品の自動比較ボットを開発する Insurify は460万ドルを、先月は Trov が4,500万ドルを調達した。特筆すべきは、ドイツの保険大手 Munich Re が、HSB Ventures を通じて今回のラウンドを主導していることだ。
自社の証券を発行するための認可を受けている Lemonade とは異なり、Next Insurance は証券を発行するにあたって既存の保険提供事業者と提携しており、自社のテクノロジープラットフォーム上で証券をパッケージ化することに注力している。
Next Insurance は、ターゲットとする中小企業のオーナー向けに「ダイレクトリンク」を作成し、「ヨガ保険」「庭師保険」「清掃業保険」のように特定の業界にフォーカスする。実際、昨年12月には同社は Munich Re を提携して、商業フォトグラファー向けの保険製品を立ち上げている。
今回の資金調達のニュースは、公式ローンチの前の1,300万ドルのシードラウンドから1年後のことだ。さらに2,900万ドルを得て、今後は保険製品の開発をさらに強化し、新しい業界への展開を図っていく予定とのことだ。
(本記事は抄訳になります。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
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