報道機関向けニュース素材収集のSpectee、ディープラーニングを使った自動記事作成に関する特許を申請

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.5.8

Image credit: maxuser / 123RF

人工知能を活用したソーシャルメディア分析により、ニュースに関するテキストや写真をいち早く伝えるプラットフォームを提供する Spectee は8日、ストレートニュースの自動作成に関する2つの関連特許を申請し、日本の特許庁に受理されたことを明らかにした

これらの特許技術はディープラーニングを活用した、画像認識および自然言語解析の高精度化や処理に関わるもので、いわゆる 5W1H に相当する情報をソーシャルメディアから収集することにより、あるニュースに対して平均4〜5件のソーシャルメディア投稿があれば、300字程度のストレートニュース記事を自動生成できるというものだ。都市部で事件や事故が発生すると2桁を超える数の投稿が集まるため、結果的に十分に正確な記事が出来上がるとしている。

Image credit: Spectee

人工知能による記事作成の分野では2016年、Automated Insights の WordSmith を使って、AP 通信がスポーツスコア結果に関する記事を自動生成を始めたことが有名。国内では、データセクションビットエーの協力により、名古屋の中部経済新聞が人工知能作成による記事を掲載したほか、言語理解研究所や東京大学松尾豊教授らの協力により、日経電子版が完全自動「決算サマリー」を開始している。日本のスタートアップの中からも、人工知能による記事自動作成をテーマにするチームが現れ始めている。

Spectee は2014年2月に設立(設立時の社名は、ユークリッドラボ)され、2015年10月に Open Network Lab のインキュベーション・プログラム第11期から輩出。2016年7月に、シリーズAラウンドで FSV(フジ・スタートアップ・ベンチャーズ)、監視カメラシステムブランド GANZ を展開する CBC、みずほキャピタルから資金調達している(調達額非開示)。

ソーシャルメディアから収集したコンテンツを権利クリアし、マスコミや企業などにニュース素材として提供する「Spectee」は、これまでに日本国内約100社の報道機関に採用されている。

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