企業や組織の思いをストーリーテリングする「PR Table」、DGインキュベーションなどから1.5億円を資金調達

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2017.9.19

企業・組織向けのストーリーテリング・プラットフォーム「PR Table」を運営する PR Table は19日、直近のラウンドで約1.5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドは DG インキュベーションがリードインベスターを務め、大和企業投資、みずほキャピタル、静岡キャピタル、ABC ドリームベンチャーズが参加した。これは、PR Table にとって、2016年10月末、みずほキャピタル、大和企業投資、エンジェル投資家6名から3,000万円を調達したシードラウンドに続くものだ。したがって、みずほキャピタルと大和企業投資にとっては2度目の出資となる。

PR Table は2014年12月、オズマピーアールやレアジョブ(東証:6096)出身の大堀航氏により設立。企業や団体の広報担当者や採用担当者らがブランディングなどを意図して、自社に関する感情のこもったメッセージを対外的に発信できるウェブサービス PR Table を提供している(大堀氏の言葉を借りれば「エモいコンテンツが発信できる、コーポレートサイトの出張所」という位置付け)。現在の利用ユーザは約800社で、500本程度のコンテンツが公開されているという。

PR Table では調達した資金を使って、追加開発や人材確保を強化する。

有償でのインタビュー記事を掲載する形態をとるメディアなどとは対照的に、PR Table では「企業や組織がマーケティング活動で自走できる方法の提供に注力」しているが、その支援のため、大堀氏は「〝PR 版 Trello〟のような SaaS を開発中」だと THE BRIDGE に教えてくれた。このプラットフォームでは、これまでのコンテンツ作成や公開を管理する CMS 的な機能に加え、ユーザ企業や組織が PR の戦略策定、年間を通じたマーケティング活動のロードマップなどを一気通貫でクラウド管理できるようになる見込み。また、ユーザに上場企業が増えてきているため、PR だけでなく IR 情報も載せられるようにしたいとしている。サービスの拡大に伴い、隣接市場である人材採用系や PR 系の web サービスの領域を侵食する可能性もあるだろう。

PR Table ではサムライトの元 CCO(チーフコンテンツオフィサー)後藤亮輔氏を 執行役員に招聘するなど、社内の人材確保にも注力している。現在の社内メンバーは10人ほどで、それ以外に、企業や組織のコンテンツ作成を支援するライターが40〜50人稼働しているという。今後は PR Table 自らもマーケティング活動を強化するため、これまでのウェブマーケティングに加え、インサイドセールスのための人材も確保していく考えだ。

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