レポート:中国人の4220万人が共同購入サイトを利用

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【翻訳 by Conyac】 【原文】

中国ネットワークインフォメーションセンター(CNNIC)は先日、「2011年の中国の共同購入サービス利用者調査レポート」と題された報告書を発表した。この報告書では、中国の共同購入サービスの状況や多くの購入者が不満を持っていることが報告されている。

中国の5億人のインターネット利用者のうち、昨年は合計4220万人が共同購入サイトを利用した。また、そのうちなんと45.6%の利用者が購入したものに関して、嫌な経験をしている。もちろん、問題の原因はしばしば、購入サイト自身というよりも売り主のほうにある。私個人の経験では、短絡的な見方しかできないレストランは、共同購入サイトからのお客を二流客のように扱い、事業主としてこのような新規の客を常連客に変えるという思考を持っていないようだ。

ここ数週間でLashou (拉手) 55tuan(窝窝团)Groupon.cn (中国グルーポン)のニセモノでかなりの一時解雇が行われているように、事業参入の数が過剰な中国の共同購入サービス業界は大きな混乱が生じているが、2011年の6月までの6ヶ月間で、サービス利用者の数は125%の成長を見せている。


2011年の共同購入サービス利用者の状況

これらGrouponのクローンサービスは、中国都市部の経済的に豊かな地域をメインに上海周辺の東部沿岸部で人気が高く、ネット利用者の10.5%がサービスを利用したことがある。中国西部と中部では、6.7%に下がる。このような購入サイトの全国平均普及率は8.7%である。

以下に複雑で断片化した中国の共同購入セクターに関する理解を助ける、主な統計情報を示す。(数字はすべてパーセント)

・ディールの商品カテゴリー別の購入割合:
飲食物:73.5
レジャーとエンターテイメント: 58.5
家電製品:43
デジタル機器:28.4
美容と健康:27.2
旅行とホテル:15.3
アウトドア活動:10.8

・ディール購入の際に重要視する要因:
割引率:85.4
購入の必要性:57.9
場所:52.5

・ディール購入者の性別:
女性:53.9
男性;46.1

・今後もディールサイトを利用しますか。
はい:82.1
いいえ:14.8
わからない:3.1

・嫌な経験をしたという45.6%の人への質問ー不満を感じた理由:
品質:71.6
売り手の対応の悪さ:40.3
配達が遅い:28.6
虚偽の商品情報:21.7
サービス全般の悪さ:21.1

また、ネット利用者の中国の平均と比較した場合、共同購入サイトの利用者の教育レベルは高い傾向にあり、給与も高いことがわかった。これは、この手のサービスがやはり都市部のほうが人気が高いことを裏付けている。

中国では5000以上の共同購入サイトが運営されているといわれ、消費者の選択肢は多いのだが、質や信頼性は十分とはいえない。我々は業界の整理統合の兆しを待っているのだが、そうなった場合、トップの数社ほどのサービスしか存続していないだろう。

CNNICはウェブに関する登記サービス、政策、分析を担う国営の機関である。

出典:DoNews(中国語)

【via Penn Olson 】 @pennolson

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