WeChat(微信)を差し置いて、日本のLINEが中国のソーシャル・アプリでトップの座に

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日本のチャットアプリ LINE は今週、かなりの偉業を成し遂げた。4月8日に、Apple の中国 AppStore のSNSカテゴリでトップの座に躍り出たからだ。

これまで、アジアでは、日本のLINE、韓国のカカオトーク、中国のWeChat(微信)が、それぞれ自分の国の市場を席巻していたわけで、今回起きている事象は大変興味深い。中国で LINE が昨年12月12日にローンチしてから日を置かずして、早くもトップの SNS アプリになったのは、非常に大きな功績と言えるだろう。

中国日報の報道によれば、今回の功績は、奇虎360手機助手で紹介されたことに起因する。月曜日にソーシャルアプリでトップとなった後、ナンバー2の座に落ち着いた。しかし、無料アプリ全般のカテゴリでは依然上昇を続けており(現在7位)、数日中にカテゴリ全般で1位となっても驚きではない。

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写真出典:中国日報
(無料カテゴリ・ランキング)

LINE は中国では〝Lian Wo(連我)〟または〝Link Me〟と呼ばれ、iOS、Android、PCで利用可能だ。中国で日本のブランドに敵意を見せる人々が居る中で、愛されている日本製のサービスがあるということは実に頼もしい。言うまでもなく、中国では、WeChat がダウンロード数全般で圧倒的なシェアを持つチャット・アプリだ。

ちなみに、韓国のカカオトークは最近、日本でいくらかの進展を見せ、先週 1,000万ダウンロードを超えたということだ。しかし、LINE の 4,500万ダウンロードには、まだまだほど遠い。

WeChat は中国ではトップシェアを誇る一方、中国人以外のユーザ間で成功を収めるのは難しい 挑戦だと言わざるを得ない。

【原文】

 

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