北京のタクシー運転手はUberのようなタクシーアプリの導入に慎重な姿勢

SHARE:

Didi-201x300昨年からこれまで、中国の北京や上海などの大都市で、Uber型サービスをよく目にしてきた。有名どころにはDidi(嘀嘀打車)Yyzhaoche(揺揺招車)Kuaidadi(快的打車)がある。これらはすべて2012年にローンチし、同じビジネスモデルを採用している。つまりチップだ。中国人には何かにつけてチップを渡す習慣はない。会社ごとに小さな違いはあり、運転手と分け合うところもあれば、客に請求するところもある。

Uberがアメリカの規制当局との間で抱えたトラブルとは異なり、こうした中国企業のアプリは独自の問題を抱えるだろう。筆者はある記事(中国語の記事)をたまたま読んだ。その記事によると、北京で営業しているあるタクシー運転手いわく「自分はよくわかっている」という。 4年間タクシーを運転してきたMa(馬師傅)氏は、こうしたアプリのデベロッパーはマーケティングにお金を費やしすぎていると考えている。

タクシー運転手に自社のアプリを採用させようと、こうしたアプリ開発会社は自社アプリがインストールされたスマートデバイスを車両に搭載するよう、タクシー会社や運転手に話を持ちかけた。とあるアプリはMa氏の会社の運転手一人ひとりになんとかタブレットを搭載させた。

運転手はデータプランに月額25元を、それから保証金として300元を支払わなければならない(アプリ開発会社がデバイスを回収したときに運転手に払戻しするのかは不明だ)。しかし、かさんだ出費による不満は別にして、Ma氏と彼の同僚はすぐに「そのデバイスがあまりにも大きく、不便だった」という理由でデバイスを返品した。

kuaidadi

現在Ma氏は、別のタクシーアプリ開発会社から提供されたTCLのスマートフォンを使用している。Ma氏は所属するタクシー会社の指導により、一日中サインインしたままにしておくよう求められている。いくつかのアプリが週ごとのカンファレンスに登場し、サービスの利用方法が説明される予定だ。こういったタクシー会社の社長たちが賄賂を受けているのは公然の事実だ。Ma氏のタクシー会社には20数人の運転手がおり、3分の1がそうしたアプリを1つ以上利用している。

Ma氏によると、アプリをいくつか試してみたがほとんど何も変わらなかったという。これらのアプリによってもたらされるビジネスは1日の仕事のうち10分の1未満だからだ。Ma氏の概算では、1日の労働時間の8分の1が空き時間らしい。そこを狙ってアプリ開発会社が競争し、言わばマーケティング予算を浪費している。これまで一握りのサービスがいくらかの資金を調達できているにすぎない。

一方、地元タクシー会社も何もわかっていないわけではない。これらタクシー会社は電話によるオーダーを受け付け、タクシーを派遣するカスタマーサービススタッフを抱えている。オーダーごとに数元を徴収し、運転手と分け合うタクシー会社もある。彼らも今話題のタクシーアプリブームには気づいている。上海拠点のタクシー会社Qiangsheng(強生出租車)は、先日タクシー用アプリをローンチした。競争がエスカレートするのは必至だ。

【via Technode】 @technodechina

【原文】