LGBTグループ向けの新興サービス市場の可能性に注目する中国人投資家たち

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Zank

中国の同性愛者向けソーシャルサービスのZankは今年5月、Matrix Partners Chinaからシード資金として数百万元を調達した。Zankは、オンラインゲイコミュニティとして3年前に立ち上げられた。モバイルアプリのローンチ後1ヶ月も経たずして資金を獲得した。

これが、同性愛者を対象にしたハイテクスタートアップが資金を獲得した初のケースかどうかは不明だが、確かに言えることは、中国の投資家たちがLGBTグループ向けのインターネットサービス市場の可能性に注目しているということだ。(訳者注:LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー・トランスセクシュアルの略)

最近話を聞いた投資家は、新たに登場したこのオンライン/モバイルサービスに期待しているように見えた。他の中国人が結婚式、子育て、教育に費やすであろうお金すべてを費やすだろうと考えているのだ。中国の家計の大部分を占めるのは、不動産を除けば、インターネットサービスだからだ。

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この投資家はまた、LGBTグループの人々は一般的に高給取りで購買力もしっかりと持っている、と考えている。中国について言えば、同性愛に対する宗教的な圧力もなく、最近の中国社会が他の多くの国よりもそういったものに寛容らしい、というプラス要因もある。

Zankの設立者で自身もゲイであるLing Jueding氏の記事の中で彼は、社会がよりオープンになっていくにつれ、同性愛者向けのサービスが以前より増えたということを指摘している。10年以上前、ネット上の同性愛者専用のチャットルームは閉鎖的で、こうした性的指向が世間に知られることをあまり望んでいなかった。今、カミングアウトして社会的欲求をネット上で表現する人たちが増えるにつれ、より多くの製品やサービスが彼らのニーズに応えるために開発されていくであろう。

しかし、それをニッチな市場だと思っている人は少なくない。 Ling氏の記事では、彼は総人口の5%が同性愛者であるという研究を引用した。だから中国の場合は7000万人だ。決して少数ではない。だが、そのうちの何%が自分が同性愛者であることを認めているかが問題である。立ち上げから3年で、Zankのオンラインコミュニティのユーザ数は30万以上になった。

Zankのアプリは、出会い系ソーシャルアプリのMomoのように機能する。Momoには、ユーザが同じ趣味・関心を持つ人を見つけて交流するためのロケーションベースの機能がある。Momoはローンチから2年で5000万人の登録ユーザを獲得したと発表していた。

マネタイズに関しては、Zankはプレミアム機能への課金、同性愛者が愛用するグッズの販売、ブランド主催のオフラインイベント開催などを計画しており、他のソーシャルサービスと変わらない。

【via Technode】 @technodechina

【原文】