ニュージーランドの塗り絵ARスタートアップPutekoが、日本市場に進出へ #bdash

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、B Dash Camp 2013 in 大阪の取材の一部だ。

今日(原文掲載日:10月8日)お伝えしたように、日本の Kaizen Platform が B Dash Camp in 大阪のスタートアップ・ピッチイベントでは優勝に輝いた。しかし、この2日間のイベントで、私の脳裏に焼き付いているサービスの一つが、ニュージーランドの Puteko が提供する colAR Mix app だ(日本語では「塗り絵が飛び出すアプリ」と訳されている)。下のデモにあるように、拡張現実感(AR)を使って塗り絵をアニメーションにすることができ、7月に TechCrunch で取り上げられてから脚光を浴びているようだ。

colAR-screenshot1Puteko が面白いのは日本市場に集中していることで、今年末までに日本にオフィスを移転する計画だ。既に日本のソースネクストと提携し、今後は電通、DeNA、d-right と提携予定だ。CEO の Katy Kelly 氏は、現在のところ、同社のビジネスは3つの点から成り立っていると説明してくれた。

  • 塗り絵ページのライブラリ(LINE でいうスタンプのようなもの)
  • 塗り絵ページを作るべく、コンテンツオーナーやブランドオーナーと提携
  • アプリ内購入、クロスプロモーション、レベニューシェア

将来は、ゲーム内で自分のキャラクタが使えるようなゲーム連携、外部デベロッパ向けのSDK提供なども計画しており、ユーザが自分の塗り絵を作れるよう、オーサリング・ツールも提供する。

これまでのところ、同社は現在の拠点であるニュージーランドで20万ドルのシード投資を受けており、現在、150万ドルのシリーズA資金調達を模索している。

Kelly は、このアプリが子供だけでなく、家族全体をエンゲージできるとを強調した。最近の子供達の多くは、モバイルゲームで我を忘れてしまっているが、colAR は皆で一緒に楽しみやすいアクティビティだと言える。確かに、アニメになった塗り絵は、子供達が誰かに見せたくなるようなものだ。

colAR のアプリは iTunes StoreGoogle Play で、無料でダウンロードできる。まるで、日本で作られたのではないかと思えるほど、開いた口が塞がらないようなARサービスだ。彼らが日本にやってくるのを楽しみにしている。

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