今月上旬にシンガポールで開催された Startup Asia Singapore 2014 のピッチ・コンテスト「Startup Arena」で、Bindo が優勝の座に輝いたことは記憶に新しい。Bindo は昨日、個人投資家の Gary Vaynerchuk、日本の East Ventures、ニューヨークの Metamorphic Ventures から180万ドルを資金調達したと発表した。
Bindo はクラウド・ベースのPOSシステムで、小売店が実店舗のみならず、Eコマースでも商品が販売できるようにするプラットフォームだ。商品管理、商品検索ほか、在庫管理も含めて、オンラインの店舗と、オフラインの店舗を一元管理できることが特徴だ。
Tech in Asia の報告によれば、今回の出資を受け、Bindo は香港とニューヨークに加えて、シンガポールにもオフィスを新設する。香港とニューヨークのオフィスは、経営全般のほか、デザインやシステム開発をするメンバーが仕事をしているが、シンガポールのオフィスは、彼らがターゲットとする小売業向けの営業拠点としての位置づけが強いようだ。ユーザがオンラインで買い物ができるモバイルアプリ Bindo Marketplace は、年内にリリースされる見込みである。
Bindo は、香港のスタートアップ・ハブの一つである香港科技園(Hong Kong Science Park)で昨年末にローンチしたスタートアップだ。彼らが実現したい小売業の将来像は、以下に掲げた彼らの Startup Arena でのピッチの内容を見れば理解することができるだろう。
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