オープンソースデザインに特化したマイクロモノづくりのLocal Motors(ローカルモーターズ)が開催していた3Dプリントを活用した電気自動車デザインプロジェクト「3Dプリントカーデザイン·チャレンジ」において、30ヶ国200以上のデザインが集まり、受賞作品が決定した。
Local Motors(ローカルモーターズ)は、オークリッジ国立研究所がタッグを組み、世界初の3Dプリンタ電気自動車を開発するために活動しており、同社には、Makerbot CEOのBre Pettis氏も役員として名を連ねている。
「3Dプリントカーデザイン·チャレンジ」の受賞作品は以下の通り。
最優秀作品(審査員投票)「Strati」
優秀賞(コミュニティ投票)「TaurusNut」
その他の受賞作品「Aeroblade」
Local Motors(ローカルモーターズ)といえば、アメリカのエレクトロニクス産業の大手GE(General Electric)と提携し、新しいモノづくりプラットフォーム「FirstBuild」を立ち上げており、新たな製造工程へのチャレンジを実施している。
今回のコンテストも単なるコンセプトの発表に終わらず、実現に向けてのステップを踏んでいくものと考えられる。現状、これらのデザイン案は今後、世界各国にあるマイクロファクトリーにて製造され、各地に提供されていくという。
車の作り方でいえば、自動車が1時間以内でDIY可能になる「OSVehicle」というオープンソースフレームワークも登場している。3Dプリンタでのデザインやオープンソースのフレームワークの活用が進めば、自動車の作り方は大きく変化するかもしれない。
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