UberがfacebookやAmazonに次ぐ「独占的存在」と評価されるわけ

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Uberを評価、カテゴライズする際に「オンデマンド配車」や「シェアリング経済」などの視点で切り取ることが多く、もちろんそれは間違っていないのですが、規制や値下げなどの課題も多く、それだけだとどうしてもやはり限定的なイメージがつきまとってしまいます。

一方で市場の評価は高く、ライバルとされるLyftの直近調達ラウンド(2億5000万ドル調達)は評価額が7億ドル、Uberの170億ドル評価から眺めると大きく差があります。

同じようなサービスなのですが、その差はどこにあるのでしょうか?

それを紐解く鍵は8月20日に発表されたAPIの公開にあります。Uberが11社のパートナーと共に公開したサードアプリ連携は、例えばGoogleマップにUberボタンが付いた時のような「サービスからの移動呼び出し」を可能にしてくれます。

VentureBeatはこの出来事を「物流の独占」という表現で論評していました。例えばソーシャルネットワークはfacebook、検索はGoogle、コマースはAmazon、辞書はWikipedia、といった具合に各カテゴリの「覇者」を挙げ、そこに「物流」を加えてその王者をUberとした、というわけです。

兼ねてよりこのUberはタクシー配車などのようなビジネスではなくUPSやFedexのような物流企業と比較すべし、という論調はありましたが、この物流自体をAPIでオープンな存在にしてしまえば、その可能性は現実的になります。私たちにとって宅配がなくてはならないものであることを考えると、確かにビッグビジネスです。

問題は日本国内です。Uberはやはり規制などの懸念が念頭にあるからか、あまり目立った「同じコンセプトの」競合サービス(タクシー配車は除く)は見かけていません。このまま気がついたらオンラインにおける「物流」という椅子を持っていってしまわれるわけで、対抗の出現が待ち望まれます。

via VentureBeat

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