3Dプリンタ会社のStratasys、150万人のCADエンジニアが集まるコミュニティを運営するGrabCADを買収

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grabcad

Stratasysが、CADデザイナーやエンジニアが集まるコミュニティを運営するGrabCAD買収した。買収金額は非公開となっているが、TechCrunchは1億ドルだと予想している

この買収にあたって、GrabCADは複数の会社と交渉を行っていたことをForbesが報じている。交渉相手にはAutodeskやAdobeといった企業も含まれている。GrabCADは4年前に創業したスタートアップだ。2011年にボストンのアクセラレータプログラムに参加し、今回の買収までに投資家たちから1,360万ドル(約13億6000万円)を調達している。

GrabCADは150万人のエンジニアが参加するコミュニティを運営しており、およそ52万個のCADモデルをシェアしている。このGrabCADのコミュニティを用いている幾人かのエンジニアは、GEやPebble、Tiffany & Coなどで仕事をしている。

今回の買収後、GrabCADの創業者でありCEOである、Hardi Meybaum氏は同社の代表として社にとどまり、Stratasysグループのひとつとして独立して業務を行う予定となっている。Hardi Meybaum氏はこの一件を知らせるブログ記事内で、

「私たちがStratasysに初めて会ったとき、私たちは世界のデザインと製造を変えたいというビジョンを共有しているとすぐにわかった。ただ、そのアプローチは異なっていた。Stratasysは素晴らしい3Dプリンティング技術を開発することで産業を変えようとし、GrabCADは人々をつなぎ、彼らのコラボレーションをサポートすることで変化をもたらそうとしていた。私たちはCADのソフトウェアには依存しない。これは私たちが最も重要視している原理であり、Stratasysのチームと共有できていることだ。」

とコメントしている。

3Dプリンティングにおいて、3Dモデルを作り出すことは非常に重要な部分だ。Stratasysは今回の買収でそのモデルを作り出すリソースを獲得したことになる。

GEによる製造業の未来について触れたレポート「Future of work」では、アドバンズドマニュファクチュアリングやグローバルブレインといった概念が紹介されている。ここでは製造工程に起きている変化や、オープンソースプラットフォームによるクラウドソーシングが人に与える影響について書かれている。

今回、StratasysがGrabCADを買収した動きは、上記の未来予想図に重なるものがある。3Dプリンティングの領域、いや製造業はこれから大きく変化していくのではないだろうか。

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