買い物ついでに全身スキャン。気軽に自分の3Dモデルデータを生成できる「Artec Shapify Booth」

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3Dスキャンと3Dプリンターの価格が下がってきたことで、自分の3Dモデルを作る人がじわじわと増えてきている。実際、海外の小売店では、スキャンからプリントまでの行程が商品となっており、消費者が自信の3Dモデルを制作・購入しているような事例も存在するようだ。

そんな需要に応えるべく公開されたのが、簡単に全身スキャンからの3Dデータ生成を行える「Artec Shapify Booth」だ。

このスキャナ(というより、その名の通りブース)では、3.3m×3.3mの空間に置いて、4つのスキャナが全身をくまなくスキャンすることにより、約12秒でスキャン行程が完了する。その後も約3分ほどで3Dモデルデータが完成するなど、今までに比べて圧倒的に手軽なデータ作成が可能となっている。

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もちろん空間をまるごとスキャンするので、複数人によるスキャンも可能(ただし中央の所定位置内に立つ必要はある)。スキャンからのデータ作成も自動で行われるため、専門知識が不要で、設置に関しても面積さえあればなんとかなりそうだ。

このArtec Shapify Booth、簡易的だからと言ってクオリティが低いと言うことも無く、フルカラーかつ40万ポリゴンで生成されたモデルデータはかなりの高精細。実際にプリントされた3Dモデルはなかなかの出来だ。聞けばもともとは歯の3Dモデルを作るための仕組みということで、精度の高さにも納得だろう。

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仮にイオンモールなどの大型ショッピングモールで設置されたとすれば、なかなかの人気を博しそうなこの製品。プリクラのように気軽に3Dモデルを作る時代が来るのだろうか。

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