Alibaba(阿里巴巴)の第4四半期、利用客数は3億3400万人、購入金額は1260億米ドルに到達

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驚異的なIPO以降2回目の決算発表となるAlibaba(阿里巴巴)の2014年第4四半期決算が発表された。

まず、eコマースに関連する情報は以下の通り。

  • Taobao(淘宝)マーケットプレイスは、総取扱高(GMV)というeコマースサイトでの使用金額を表す数字のベースで4940億人民元(793億米ドル)に達した。これは2013年同時期と比べて43%増であった。
  • 姉妹サイトのTmall(天猫)はGMVベースで2930億人民元(470億米ドル)、前年同期比60%増であった。
  • 2014年第4四半期、Alibabaの中国にあるeストア全体では、支出金額(GMV)ベースで7870億人民元(1264億米ドル)、前年同期比49%増であった。
  • TaobaoとTmallでの年間のアクティブバイヤー数は前年の2億3100万人から3億3400万人となった。この数はアメリカの人口より多い。

次に、利用客数との対比でみた支出金額の動向を見てみよう。

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中国全体のeコマース市場の規模は2013年に支出ベースで3157億5000万米ドルとなった(eMarketerによる)。その後、2014年には4262億6000万米ドルまで成長した。しかしAlibabaの数字を見ると、このデータは保守的な方向にそれていることが示唆されている。

すでに中国eコマースを支配しているAlibabaは、自社の成長の主たる要因を「アクティブなバイヤーの数が増加しているためである」としているほか、「一部の要因として、例えばオークション取引などカテゴリーの拡張にある」という。

モバイル支出も急増

Alibabaサイトでのモバイル支出は次の通りだ。

  • モバイルでの支出金額(GMV)は第4四半期に3270億人民元(530億米ドル)へ急増、前年同期比213%増
  • モバイルのGMVは2014年第4四半期における全GMVの42%を占めた(前年同期は20%)
  • モバイルの月間アクティブユーザ数(MAU)は2億6500万人に増加、1年前の1億3600万人からほぼ倍増

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理論的にはモバイルでの支出が増加するのは望ましいことのように聞こえるが、実際には、収入面ではAlibabaにとって痛手となる。「GMVの増加に対して収入の伸びが相対的に少なかったのは、主としてモバイルGMV由来の割合が高くなったためです。モバイルのマネタイゼーション率は非モバイルの数字より低いです」と同社は報告している。

減益

財務面での状況はまちまちである。eコマース関連の数字は増加となったものの、Alibabaの収入はアナリスト予想に届かなかった。良好な面としては、1株あたり利益で予想を上回ったことがある。以下は決算の生の数値だ。

  • 第4四半期におけるAlibaba全社の収入は前年同期比40%増の261億8000万人民元(42億2000万米ドル)に達した
  • 収入全体の中で中国のeストアからの収入は231億人民元(34億3000万米ドル)
  • モバイル関連収入は448%も急増して64億人民元(10億米ドル)
  • 四半期純利益は59億8000万人民元(9億6400万米ドル)、前年同期比28%減

Alibabaは利益減少の要因について、「80億米ドルの銀行借入に対して早期の返済を行った結果、一時的な財務関連手数料の支出」が1億3400万米ドルあったことのほか、株式関連の報酬費用支出が増加したためであると説明した。

【via Tech in Asia】 @TechinAsia

【原文】