スマート家電とも連携して生活をサポート、執事のようなパーソナルアシスタント「Cubic」が開発中

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Cubic

iOSの「Siri」や、Androidの「Google Now」などスマートフォン向けのパーソナルアシスタントはよく知られるようになってきた。現在、さらにもう一歩ふみ出したかのように、話しかけると会話が出来るだけでなく、連携したデバイスを操作できるデバイス「Cubic」が開発中だ。開発元は、米カリフォルニアの「Cubic Robotics」社。現在IndieGoGoで資金調達キャンペーンを展開中で、11万ドル(約1,300万円)を超える金額を集めることに成功している。

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「Cubic」は、名前のとおり立方体の形をしたデバイスで、話しかけて利用する。スケジュールを確認したり、調べ物を検索してくれたりもするのは、既存のパーソナルアシスタントと同様。

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料理のレシピをたずねれば、「パセリ、オレガノと愛情をたっぷり入れてください」などとと冗談まじりで答えてくれたりもする。ユーザーの好みも学習して変化したり、渋滞情報を教えてくれたり、テレビ番組などもおすすめしてくれたりする。

また、音声で指示を出すと、あらかじめ連携した照明やドアロック、エアコン等の家電やインターネットサービスを操作することができる。

たとえば、自宅の温度を調節したり、電気を消したり、鍵をかけたり、アラームをセットしたりという作業が、Cubicに話しかけるだけでできるようになるというわけだ。

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外出先などの自宅外からはスマートフォンアプリまたは、「パワーバッジ」を使って「Cubic」と会話ができる。マイク、Bluetoothを搭載し、スマートフォンアプリと連携して利用する。ボタンを押してバッジに話しかければ、調べ物をしたり、自宅の家電などを操作することができる。

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帰宅途中で「Cubic、部屋を準備しといて」と話しかければ、帰宅時にはエアコンで温かくなった部屋が迎えてくれる、といった具合だ。

発売は2016年の1~3月頃が予定され、Cube本体、バッジ、アプリ、スマートソケット2本を含んだキットの市販価格は449ドルとなる見込みだという。IndieGoGoのキャンペーンでは、現在、289ドルの支援からキットを手に入れることができる。(199ドル、249ドルは既に終了。)IndieGoGoでの早期購入者への発送は2015年11月になる予定だ。

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