現代の魔法使い、落合陽一氏が語るアートとテクノロジー #SlushAsia

by Mayumi Ishikawa Mayumi Ishikawa on 2015.4.24

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メディアアーティストの落合陽一さん

4月24日に開催されているSLUSH ASIAより。

現代の魔法使いと名高い落合陽一氏のセッションと、彼らが手がける超音波スピーカーによる音響浮揚技術 Pixie Dust(ピクシーダスト)の展示が行われていた。87年生まれのメディアアーティストの落合陽一さんは、物体を超音波で浮遊させる不思議な動画が話題になったことでも有名だ。

今回展示していた超音波スピーカーによる音響浮揚技術 Pixie Dust(ピクシーダスト)の「音響場浮揚」という魔法的な浮遊技術は、特殊な超音波スピーカーを配置し、響場の分布を変更した超音波を中央に向けて集中させ音響場を形成することで、物体の空中浮揚を実現している。これが本当に魔法のようだ。

単に浮かせることが事ができるだけではなく、左右上下3軸の動きをコンピューターで自由に制御できる。

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メディアートとしても充分魅力を惹きつけるテクノロジーだが、実用的な使い方も期待できる。

例えば農業の現場では、野菜の種子の受粉作業をこの音波浮遊技術を用いて人の手を介さず安全に行うことができたり、水も浮かせる事ができるそうなので、確実に抽出作業や混合作業ができるかもしれない。

他にも空中に映像を映し出せる「空中グラフィック」や、「実際に触れて動かせるレーザー」などを研究しているそうだ。

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今はパソコンやスマートフォンの四角い画面に閉じ込められた情報を、解き放ちたい、そう語っていた。

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キーノートセッションではバイオアーティストである福原志保氏とアートとテクノロジーについてパネルセッションが行われた。

福原氏は「人の死後もDNAを生き続けさせる」方法を提供しようとするバイオプレゼンス社を設立。故人の皮膚からDNSを採取し、木の細胞に埋め込んで育てれば、すべての細胞に元の遺伝情報が含まれる「生きた墓標」となるのだという。

「今までアーティストはホワイトキューブ(美術館などのギャラリー)でしか表現できなかったけれど、今はYoutubeやSNSがあって、表現の幅が広がったし、アーティストも直接フィードバックもらえるようになった。

これからはアントレプレナーとアーティストが一同に介して議論できるような場所なりエコシステムが必要だ」。

セッションの中で落合氏と福原氏は、いかにアートとテクノロジーをいかに外に持ち出すかの重要性を語っていた。

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