Apple Watchがいよいよ発売、スタートアップが開発する期待のApple Watchアプリ5選+1

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2015.4.24

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Via Flickr by Rosa Jiménez Cano. Licenced under CC BY-NC-SA 2.0.

今日、日本国内では Apple Watch が発売される。先月、THE BRIDGE ではいくつかの Apple Watch アプリを紹介したが、この時点では、Apple との申し合わせなどにより、情報を開示できないスタートアップも少なくなかったようだ。

前回の記事を読んだスタートアップなどからアプリの情報が寄せていただいたので、この機会に改めて整理しておきたい。

<関連記事>

ダイエットアプリ「Noom コーチ」

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Noom は日本のスタートアップではないが、Scrum Ventures やニフティなどが積極的に日本市場参入を支援しているので、ここで取り上げておきたい。

iPhone アプリの「Noom コーチ」と連携し、iPhoneで行った食事の記録を Apple Watch アプリでも確認することができる。手元であと何kcal摂取できるか素早く確認することができ、1日の食事内容を、ダイエットに適したメニューから3色のグラフで表示し、食事の健康度を一目で振り返ることができる。

ベルリン発の To-Do 管理アプリ「Wunderlist」

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ベルリン発のモバイルアプリの中でも人気第3位(Priori Data の情報を基にしている)を誇る Wunderlist であるが、Apple 公認の Apple Watch アプリとしてリリースされた。Apple Watch の小さな画面の上で、必要な情報をコンパクトに見せるには類まれなるデザイン技能が求められる。アプリのデザインでは、ヨーロッパに対する評価は高いので、Wunderlist の Apple Watch アプリの出来栄えにも期待が高まる。

Wunderlist の Chief Design Officer を務める Benedikt Lehnert が、Apple Watch アプリのデザインにおける苦労を綴っている。この経緯は日本語にも訳されており Google+ で公開されているので、これから Apple Watch アプリを開発しようとしている人は参考にするとよいだろう。

テニスの得点管理アプリ「TennisCore」

楽天で Viber のプロダクトマネジメントを担当していた加藤雄一氏が独立、テニスプレーヤー向けの AppleWatch アプリ「TennisCore」を開発した。テニスプレーヤーは試合に集中すると、自分のスコアカウントを忘れることがしばしば。iPhone アプリと同期させることで、手元でスコアを簡単に記録できる。

テニスの競技人口は全世界で約7500万人(British Journal of Sports Medicine 調べ)、日本国内で約370万人(日本テニス協会調べ)いるとされ、彼らをターゲットにスポーツ・フィットネス分野のアプリ開発に注力、今後もユーザとなるテニスプレーヤーからのフィードバックをもとに、ユーザ・エクスペリエンスの改善に務めるとしている。

動画デコ・アプリ「Video Selfie」のノウハウを盛り込んだ「Watch Me」

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先日、福岡で開催された B Dash Camp 2015 Spring in Fukuoka で審査員特別賞の座に輝いた、東京拠点のスタートアップ Pocket Supernova は、メッセンジャーアプリ「Watch Me」をリリースしている。

Watch Me には、Pocket Supernova のチームが、動画にアニメーションのデコレーション・スタンプがつけられるアプリ「Video Selfie」で培ったユーザ・エクスペリエンスがふんだんに取り入れられている。

財布もケータイも持たず、手ぶらの買い物が実現できる「O:der」

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モバイルアプリを使って、提携店舗で事前オーダーができる「O:der」については、先月に Apple Watch 対応アプリを発表している。Apple Watch を使った O2O、実店舗における買い物という点で、O:der を開発する Showcase Gig は大きな役割を果たすだろう。

ちなみに、筆者のように NFC 対応していない古い iPhone を使っているユーザでも、Apple Watch とペアリングできれば Apple Pay が利用可能となる(日本国内では、Apple Pay はまだ正式にはサービスが提供されていない)。O:der 自身にモバイルウォレット機能は備わっているが、将来的には、O:der の Apple Watch アプリを使い Apple Pay で事前決済するようなスキームも実現できるかもしれない。

「Prott」のApple Watchアプリ対応と、Goodpatch のベルリン進出

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こちらは Apple Watch アプリではなく、Apple Watch アプリのプロトタイピングを支援するツールだ。Goodpatch が開発したプロトタイピング・ツールの「Prott」は昨年12月に Apple Watch アプリ対応を発表している。

これは筆者の推測に過ぎないが、Goodpatch が先ごろベルリン・オフィス開設を発表したのは、Apple Watch のリリースが関係しているのではないかと考えている。前出の Wunderlist の紹介でも触れたように、ヨーロッパはアプリのデザインで優れた作品を多く輩出している。Apple Watch という限られた面積の画面上で、多くの情報をわかりやすくユーザに伝えるには、高度なセンスとスキルが求められるからだ。

Apple Watch の登場により、日本のスマートウォッチ・アプリのデザインに、ヨーロッパのスタートアップ・コミュニティがどのように関与してくるのか楽しみにしてみたい。

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