「乗らない方がいい」最先端ウェブデザインのトレンド9つ

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こればっかりは別に好きでやってるんだからいいじゃないか!という意見も聞こえてきそうですが、THE NEXT WEBが起業家コミュニティのYEC(ヤング・アントレプレナー・カウンシル)に質問した「これには乗らない方がいい流行のウェブデザイン」に対する9つの回答が面白かったのでご紹介。

  • 1:粗悪なブランドメッセージ
  • 2:重いトップページ
  • 3:情報過多
  • 4:フラットデザイン
  • 5:ノンレスポンシブHTML
  • 6:ビデオ背景
  • 7:「モバイルバージョンの」ウェブサイト
  • 8:iFrame
  • 9:「Plain Vanilla」ブートストラップフレームワーク

パッと見た感じで一番「お前らが言うなよ」的なのはフラットデザインですね。AppleがiOS7で採用した際には大ブーイングが巻き起こり、「いや、これボタンがどこかわからないし押せるかどうかってUXの基本のキじゃなかったっけ?」という意見も虚しく「住めば都」、「郷に入っては郷に従え」と言わんばかりにペラペラのデザインを流行らせたのは欧米発信だったと思うのですが。

とまあ冗談はさておき、当然ながら良いところもあるわけで指摘は具体的にはこんな感じです。

Flat design is not a panacea for usability. While it’s appealing to make everything visually simple, taking the emphasis off of visual components doesn’t necessarily help users find the information they’re looking for. Most of that information is in the text, not the design — so blindly applying flat design principles doesn’t actually make your site more useful.

フラットデザインは万能薬じゃないんだ。こいつは何でもかんでもビジュアルをシンプルにしてくれる代わりに、ビジュアルコンポーネントの強弱を「オフ」にしてしまうと、ユーザーが探してる情報を見つけられなくなってしまう。ほとんどの情報はテキストであってデザインじゃない。つまり何も考えずにフラットデザインの原則を採用しても、サイトの利便性は上がらないんだ。

フラットデザインの良さってやはりメッセージなどがシンプルに目に飛び込んでくる心地よさ、とでもいいましょうか。分かりやすさなんですよね。

本来はシンプルなので強弱つけやすくなるはずなんですが、ボタンとか操作系になると途端に背景と同化しちゃってイライラさせられることもしばしばです。指摘「9」のフレームワーク多用による「どのサイトもなんだかみんな同じ」問題にも通じるところはあります。

もう一点は6のビデオでしょうか。

指摘を要約すると、コンバージョンのこと考えずにとりあえずビデオ背景入れてるサイトを見るけど、本当にそれってあなたのウェブサイトにやってくる人のことを考えて使ってますか、ということでしょうか。ビデオは上手く使うとプロダクトのビジュアルを伝えやすいけど、A/Bテストした方がいいとか単なるやっかみにも聞こえなくもないです。

私は個人的に見た目が綺麗でいいんじゃないかと思うのですが、確かにいくつかのサイトで「このビデオいるのかな」というコンテンツに出会ったことはあります。まあ、流行りです。

その他にもいまさらiFrame使ってるサイトは逆に見せて欲しいとか、「m.hogehoge.com」みたいなモバイル版のサイトを用意したらダサいとか(THE BRIDGEのことですね、すみませんね)、いろいろみなさんご指摘を並べておられますのでよければ原文ご一読を。

via The Next Web

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