かつてオバマ大統領の選挙キャンペーンのCTOを務めた男、PayPal傘下のBrainTreeのメンバーに

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左: Dylan Richard氏、右:Harper Reed氏
左: Dylan Richard氏、右:Harper Reed氏

<ピックアップ>Obama’s former CTO is heading to PayPal

日本において、異業種の壁を越えて人材の交流があるかと言われると、そこまで多いとはいえないかもしれません。しかし、アメリカでは企業間の人材や、官民で人材が行き来していることは一般的で、最近では民間企業出身者がホワイトハウスのCIOやCTO、州知事の右腕として登用されることもしばし見受けられます。

PayPalから自社内独立をしたサービス決済サービスのBrainTree。そんなBrainTreeが先日modestというスタートアップを買収しました。そのmodestはHarper Reed氏とDylan Richard氏の二つが立ち上げたサービスです。そのうちのHarper Reed氏は、かつて ThreadlessというサービスのCTOを歴任し、その後2012年のオバマ大統領の選挙キャンペーンでCTOを任された人物。

つまり、オバマ大統領キャンペーンのCTOになった人物をPayPalは買収によって獲得したということです。こうした経験をもつ技術者をPayPalは大いに歓迎している様子で、ブログでも彼らのことを紹介しています。

アメリカにおける選挙キャンペーンでは、さまざまなサービスのプロトタイプを通じたテストマーケティングの場になっています。個人寄付を集めるためのコミュニティ施策は重要な要素で、最近ではSquareなどのリーダー型の決済でその場で少額寄付をお願いするといった活動が行われています。他にも、サイトのABテストなど企業以上に成果の一つひとつがその後の社会に大きな影響を与えるだけに、そうした経験をした人物は企業においても多いな価値を提供してくれます。

こうしたさまざまな経験や人脈をもった人材を獲得することが、ひいては企業の事業を成長させる大きな鍵となります。日本でも、行政のノウハウや言語を理解した人材が民間企業で活躍する、ということも少しづつですがでてきました。これまで以上に、官民の距離が近くなることよって、社会課題解決が推進されていくことに期待したいところ。日本でも、官と民の距離が近づき、人材交流が今以上に生まれてほしいのです。

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