100億ドル評価、シェアリングスペース事業「WeWork」の売上拡大方法

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Image Credit : WeWork SF / u-suke

<ピックアップ>WeWork, the $10 billion startup that rents space to other startups, wants to rent you a place to live

個人的に注目しているニューヨーク拠点のスタートアップ、WeWorkの収益状況がBusiness Insider(というか、The Informationのレポート)に出ておりましたのでメモ。

レンタルスペースおよびオンライン・ワーキングコミュニティを運営している同社がシリーズEとなるラウンドまでに集めた資金は9億6900万ドル。2010年2月創業で、直近のラウンドは今年の6月で約4億3400万ドルを集めています。評価額は100億ドル、いわゆるユニコーンですね。

現在サイトを確認すると16カ国で展開、4つの料金体系で、プランによって使えるスペースの占有時間が異なります。それ以外にもLinkedInのようなオンラインコミュニティも運営しており、いわゆるUberやAirbnbなどと同様のシェアリング/オンデマンド経済で伸びてきたスタートアップと言えます。米国で活動している友人の話によれば、とにかくオフィスリノベーションが素晴らしく、まあ、シンプルにいって彼らの提供するスペースがカッコイイんだとか。

ところでこちらのビジネスですが、新たにWeLiveという共同生活スペースの計画があるそうです。ワーキングスペースの次は生活スペースも提供、という具合ですね。

そのプレゼンテーション資料情報によると、2014年の同社の売上計画が7500万ドルに営業益が420万ドルで、ここから新事業により、2018年には売上を29億ドル、営業益を9億4200万ドルにジャンプアップさせるそうです。PLで鉛筆舐めるのはよくありますが、さすが創業5年でここまで成長させただけあって、伸び予測が半端ないです。

メディアとの相性も良さそうな共同スペース事業については、冒頭にも書いた通り興味あるテーマなので、引き続きウォッチしてまいります。

via Business Insider

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