「人間中心」のインタラクションデザインを考える上で大切な5つのヒント

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image credit: Bose
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<ピックアップ>5 psychology secrets for great interaction design

「良いデザインとは何か」というのは大きな問いですが、「人間中心」という視点からデザイン戦略を考えていくと、そのヒントが見えてくるのかもしれません。

数年前に比べれば、モバイル端末の種類も数も増え、デバイスと人間の接点はかつてないほど増えています。だからこそ、これまで以上にデバイスと人間の間に発生するインタラクションをいかに設計するべきか、考える必要がでてきています。情報のやりとりだけでなく、手や指でいかにデバイスを操作するかといった物理的な視点も大切になります。

The Next Webの記事では、人の動作や心理をベースにいかにインタラクションデザインを考えるべきかという点についてヒントを提供してくれています。その内容は次のようなもの。

ー「人を優先する」デザインを考える上で最初にするべきことは「人間優先」を常に意識することであると説きます。また、ペルソナのユーザー像をユーザーデータから描き、そのペルソナユーザーに向けてデザインを作ることが大事であると。
ー「快適であり、予測可能であること」人の指の自然な動きに合わせ、ユーザーにとってフィジカルな使い心地が快適なものであることも重要です。また、どのように操作すれば欲しい情報が得られるか、多くの説明がなくとも予測可能であることも大切。
ー「心理的なつながり」ユーザーとプロダクト、またはユーザー同士をつなげること。「楽しい」「ワクワクする」「エレガント」など、プロダクトのコンセプトに合わせて、気持ちがかきたてられる経験を提供すること。その上では色などのビジュアルがキーになります。
ー「人の心理を理解すること」人から与えられると与え返したくなる、他人の行動を真似したがる、手に入りにくいものを欲しいと感じる、といった人間の心理的な特徴を理解して、それをうまくデザイン設計に組み込むことも重要。
ー「シンプルであること」デザインは細部に宿るとも言われますが、シンプルであることで細部が引き立ちます。色やフォント、スペースの取り方、細かなインタラクションデザインなどを考慮して「シンプルを極めること」。

人間本位のデザインは簡単なようで、とても奥深いと思わされる内容でした。より詳しく学びたい方は原文をご参照のほど。

via. The Next Web

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