人の動きを簡単にティーチングできる協働ロボット「CORO(コロ)」を開発するライフロボティクスは26日、シリーズAラウンドで総額約2.7億円を 調達したことを明らかにした。このラウンドはグローバル・ブレイン(GB)がリードし、日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)、リード・ キャピタル・マネージメント(LCM)が参加しており、ラウンドはまだクローズしておらず、最終的には4億円の調達を目指すとしている。
今回の調達に伴い、Google に買収されたことで知られる、日本のロボティクス・スタートアップ SCHAFT の共同創業者である加藤崇氏、NTVP代表の村口和孝氏、GB ベンチャーパートナーの青木英剛氏が社外取締役に、GB 代表の百合本安彦氏が社外監査役に就任する。
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ライフロボティクスは、産業総合研究所などで15年以上にわたり日常生活支援ロボットアームを開発してきた尹祐根(ゆん・うぐん)氏が、2007年12月に茨城県つくば市で設立した産総研技術移転ベンチャー(現在のオフィスは東京)。複雑なプログラミングを必要とせず、3Dマウスやゲームパッドなどで動きを学習させることができる、協働型ロボットを開発している。
25日の資金調達とあわせ、同社は人と安全に協働するピッキング用コ・ロボット「CORO(コロ)」を発表、12月2日〜5日に開催される2015国際ロボット展で展示した後、2016年1月から販売を開始する。CORO には、同社独自の特許技術 TRANSPANDER(トランスパンダー)テクノロジーを採用し、これまで導入が難しかった生産現場や狭小空間への導入が可能となり、自動化だけでなく人と共に高生産性を実現する。
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