波佐見焼の伝統技術とIoTを組み合わせた空気のモニターデバイス「Atomstation」がKickstarterに挑戦中

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Atomstation

福岡から生まれたプロダクトがKickstarterでクラウドファンディングに挑戦している。

Atomstation」は、部屋の空気の状態を可視化するスマートデバイス。温度や湿度、浮遊する微細な物質のセンシングを行い、スマートフォンへと伝えてくれる。

部屋の空気の状態が人体に与える影響は大きい。空気の状態に変化が合った際に、スマートフォンで通知してくれるというのは、ありがたい。

「Atomstation」の特徴は、その滑らかな外見だ。製造には、長崎県東彼杵郡波佐見町付近で産する陶磁器、波佐見焼の技術を持った職人が携わっている。

Atomstation

波佐見焼の陶磁器は、給食事業に使用される強化磁器としても活用されることが多いなど、強度が高いことでも知られている。陶磁器だからといって、割れる心配もなさそうだ。

肝心のセンシングの技術を担当するのは、橋本司氏。同氏は、福岡を拠点とするスタートアップ スカイディスクの代表取締役も務めている人物だ。

スカイディスクは、センサデバイス開発やセンサデータの有効活用等を事業領域とするスタートアップで、今年の1月に1億円の資金調達も実施している。

同氏がデベロッパーとして開発しているのであれば、「Atomstation」のセンシング面にも信頼が持てる。

2016年夏にパイロット版の作成、秋に製造、来年の春に出荷を目指して動いている。クラウドファンディングは残り20日ほど。目標金額の50,000ドルに対して、現在は2,400ドルほどが集まっている。

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